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生成AIがライフスタイルを大きく変える。スマホ並みの存在感、その実態と活用方法とは

日刊SPA! / 2025年1月24日 8時51分

 ちなみに、2024年9月に行われたアンケート調査では、人々のAIに対する態度は5つに分類されるそうです。皆さんはどのタイプに属するでしょうか。
1.マキシマリスト: AIを頻繁に使い、他者にもAIの話題をする
2.地下運動派: AIを頻繁に使うが、仲間には秘密にしている
3.反逆派:AIの流行に乗らず、AIの使用をズルいと考える
4.スーパーファン: AIに興味はあるが、まだ仕事で使用していない
5.観察派:AIを活用しておらず、様子を窺っている

◆トップレベルの大学生の17%以上が、レポート作成にChatGPTを活用

 教育現場でも、生成AIの活用は欠かせないものになりつつあります。 ChatGPTが登場した当初、生成AIを教育に利用してよいかどうかという議論が起こりました。発表された2ヶ月後の2023年1月の時点で、「トップレベルの大学の学生で、レポート作成にChatGPTを使用した割合は17%以上」と報告されています。これには「学生の本来の学力が身につかないのではないか」といった社会的な批判もありました。

 しかし、私の研究室では、ChatGPTが登場すると即座に、学生たちへ「論文の作成には生成AIを使用するように」と伝えました。前述のように、ChatGPT、Gemini、Claude、Llamaの4つのモデルの回答を比較するための独自のシステムも、研究室の学生やスタッフに最新バージョンを無償で提供しています。

 現在も、「生成AIに学習利用は正しい教育か」「学生の真の学力は伸びるのか」という議論が続いていますが、私はむしろ「生成AIを使いこなせない学生を自分の研究室から送り出すわけにはいかない」と考えています。

 今後、生成AIは社会の中であらゆるツールに組み込まれていくことでしょう。確実に利用が進むのだからこそ、使用を規制するのではなく、むしろ、そのよしあしを理解して上手に使いこなせる人材を育成することが、教育者としての私の責務だと考えています。

 このツールが登場した瞬間、「教育者としても私自身がこのツールを使いこなさなくてはならない」と強く感じました。そのリサーチも兼ねて、私は日々生成AIを使い続けています。

◆生成AIを使いこなすには「プロンプト」が必要不可欠

 生成AIを使う際に、重要なのが「プロンプト(指示)」です。 プロンプトとは、生成AIへの質問のことです。「この文章を要約してください」「ネコのイラストを作ってください」「キャベツを使ったレシピを教えてください」などの生成AIに対する一連の質問やお願いが、プロンプトに当たります。

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