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新潟・森 快足お披露目 17日ルヴァン杯いわき戦 早大出身ルーキーベール脱ぐ

スポニチアネックス / 2024年4月17日 6時31分

いわき戦で公式戦デビューを目指す森

 J1新潟はきょう17日、アウェーでルヴァン杯2回戦をJ2いわきと戦う。フレッシュな顔触れの先発が予想される一戦では、大卒新人のDF森璃太(22)の公式戦デビューが濃厚。快足のサイドバック(SB)は得意のオーバーラップからのクロスでゴールに絡み、チームに勢いをもたらす。

 自分のストロングポイントを出す。森は公式戦デビューへ向け、その一点だけに集中している。「自分がどういう選手なのかをサポーターはまだ知らない。存在証明、サッカー選手としての価値を見せたい」と意気込む。

 13日の札幌戦から中3日、20日のアウェー京都戦まで中2日。過密日程での戦いで、松橋監督は「若い選手に出場機会が来ることはもちろんある」と言い切る。リーグ戦で勝利から5試合遠ざかっているチームの流れを変えるという意味でも、若手の活躍には期待がかかる。森は当然、その役割も分かっている。「新卒の選手が勢い、フレッシュさを出すことが今のチーム状況を脱する一歩になると思っている」

 キャンプなどを通じ、戦術理解度は深まった。リーグ戦はここまで2試合にベンチ入りし、出場できないもどかしさがある一方、ピッチ間近から戦況を見つめ、イメージを膨らませてきた。「サイドからシンプルにクロスを上げたり、オーバーラップしてクロスの本数を増やしたりしたいというビジョンは描けていた」ときっぱり言う。

 自慢のスピードは通用する自信があり、あとはその武器を存分に発揮するだけだ。緊張はなく、16日に行った聖籠町のアルビレッジでの最終調整も軽快にプレー。非公開でのPK練習も「決めました」と、笑顔で話す余裕も見せた。

 同じSBで、ドイツや日本代表で活躍したDF酒井高徳(神戸)に憧れ、酒井が新潟時代につけた24番を背負う。「周りの状況に左右されずに、自分の持っているものを出すことを意識してやりたい」。いわき戦で飛躍への一歩目を踏み出す。(西巻 賢介)

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