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引退の田中史朗 誰が相手でも貫いた“自己犠牲”

スポニチアネックス / 2024年4月25日 4時45分

松島(左)と松田(右)のサプライズ登場に笑顔を見せる田中史朗(撮影・会津 智海)

 【記者フリートーク】常に矢面に立ち続けた競技人生だった。15年、日本代表での練習が理不尽で厳しいと耳にすると、当時ヘッドコーチだったエディーに直談判し、逆にブチ切れられる羽目に。同年W杯後、空前のラグビーブームが起きたのに、協会の失態で空席が目立つ秩父宮での開幕戦を終えると、「試合は勝ったけど“ラグビー”として負け」と批判した。

 会見でも2度口にした「これからも日本ラグビーをよろしくお願いします」が口癖。勝利や人気拡大のためには、自己犠牲をいとわなかった。

 最も印象深いのが、15年のカナダ遠征での練習後の出来事。体を当てる練習で手加減した選手がいたことに腹を立て、円陣で「負けてこんな練習をして、代表と言えるのか!」と声を荒らげた。

 16年1月に出版した自著のタイトルは「負けるぐらいなら、嫌われる」。実際に白い目で見る同僚も少なくなかったが、田中の自己犠牲なくして、いまの日本ラグビーはなかった。(ラグビー担当・阿部 令)

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