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慶大の1年・渡辺憩 またも“殊勲打”9回に代打同点打でドロー

スポニチアネックス / 2024年5月6日 5時1分

<慶大・立大>9回、適時打を放つ慶大・渡辺憩(撮影・大城 有生希)

 ◇東京六大学野球・第4週第2日 慶大4―4立大(2024年5月5日 神宮)

 2回戦2試合が行われ、慶大は9回に代打の渡辺憩捕手(1年)が同点二塁打を放ち、4―4の引き分けに持ち込んだ。1勝1分けとし、6日に第3戦に臨む。

 またしても勝負どころで快音を響かせた。慶大は2点を追う9回に1点差とし、なお2死三塁で堀井哲也監督がこの試合6人目の代打で渡辺憩の名を告げた。凡退すれば立大戦の4分けを挟んだ連勝が20で止まる窮地で三塁線を破る同点二塁打。引き分けに持ち込み「一球で流れが変わる試合ばかり。結果を残していることは凄く自信になる」と誇った。

 昨夏は慶応(神奈川)の正捕手でチーム107年ぶりの甲子園優勝に貢献。4月29日の法大戦では代打でデビューし、リーグ史上初の「初打席代打サヨナラ本塁打」を記録した。2試合目となったこの日も代打で殊勲打。「凄い場面でも自分のスイングができているのは(昨夏の)甲子園があったからだと思います」と笑顔を輝かせた。(柳内 遼平)

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