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16年ぶりV王手の富士通、屈辱の19点差大逆転負けがエネルギー 町田瑠唯「最後までしっかりと」【バスケWリーグ決勝】

THE ANSWER / 2024年4月13日 20時22分

司令塔としてチームを牽引した町田瑠唯【写真提供:Wリーグ】

■「京王 presents Wリーグプレーオフ2023-2024」ファイナル

 バスケットボール女子Wリーグのプレーオフ決勝第1戦が13日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、富士通がデンソーに64-57で勝利し、16年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。粘る相手を振り切った背景にあったのは、1週間前に喫した屈辱の大逆転負けの記憶。司令塔の町田瑠唯が「みんな意識に残っている」と明かす苦い経験を、チームでプラスに変えた。

 息をつく間もない40分間だった。一進一退の攻防に4359人の観客は一喜一憂。試合が進むにつれ、声量は増していった。第1クォーター(Q)は16-16とお互い一歩も譲らず。第2Q以降は富士通が優位に立つ展開が続いたが、粘る相手に点差を広げられない。第4Q残り5分54秒には2点差まで詰め寄られ、追われる重圧は最高潮に達した。

 しかし、すぐさま宮澤夕貴のアシストから林咲希が2ポイント(P)シュートを決めるなど、流れは渡さず振り切った。ここで生きたのは、屈辱的な大逆転負けの経験。7日のシャンソンとの準決勝第2戦。開始早々に最大19点差をつけたが、最後は70-71とひっくり返された。副主将の町田はこの日の会見で「やはりみんな意識に残っている」と正直に明かした。

 しかし、ネガティブにはとらえない。「どれだけ自分たちがリードしていても気を抜くことなく、最後までしっかりやろうとみんなでコミュニケーションを取りながらできた」。悔しさを糧に迎えた決勝。シュートが入らない苦しい時間帯もあったが、「ディフェンスで我慢して、自分たちの流れに持っていけた」と粘り勝ちに胸を張った。

 町田は15得点、7アシスト、3リバウンドと攻守に躍動。16年ぶり2度目まであと1勝だ。「明日もタフなゲームになる。出だしから富士通らしいバスケットで、今日以上の気持ちを持って全員バスケで戦っていきたい」。東京五輪で銀メダル獲得に導いた日本を代表する司令塔。悲願のWリーグ制覇へ、屈辱の記憶をエネルギーに変える。(THE ANSWER編集部)

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