ロバート・ケネディ・ジュニア氏 大統領になったら「スノーデンの銅像建てる」

ロバート・ケネディ・ジュニア氏（ロイター）

米大統領選に無所属で立候補しているロバート・ケネディ・ジュニア氏（７０）が、当選したらエドワード・スノーデン氏に恩赦を与え、「彼の銅像を建てるつもりだ」と主張した。米紙ニューヨーク・ポストが２日、報じた。

ケネディ元大統領のおいで、ロバート・ケネディ元司法長官の息子のケネディ氏が先日、スノーデン氏の恩赦を求める嘆願書を提出した。

スノーデン氏は米軍、ＮＳＡ（米国家安全保障局）、ＣＩＡ（米中央情報局）に勤務。２０１３年に米政府による極秘監視活動を告発し、世界に衝撃を与えた。ＦＢＩ（米連邦捜査局）が捜査に乗り出したため、ロシアに亡命し居住している。

ケネディ氏はビデオ声明で「エドワード・スノーデンはアメリカの英雄だ。私はスノーデンを投獄する代わりに、公民の教訓として、ワシントン記者クラブの近くか、ＣＩＡ本部の外に、スノーデンと『ウィキリークス』のジュリアン・アサンジの銅像を建てるつもりだ」と話した。

「スノーデンは、わが国政府が数多くの法律とプライバシーの基本的権利に違反して、アメリカ国民をスパイしていたことを明らかにした。私が愛するアメリカは内部告発者を罰しない。言論の自由を擁護し、アメリカを民主的で人道的な理想に戻そうとする真実を語る人は尊敬されるべきであり、訴追されるべきではない」と候補者は述べている。