【スターダム】Ｓａｒｅｅｅ 岩谷麻優とのIWGP女子王座戦へ決意表明「新たな伝説をつくります」

岩谷麻優と伝説をつくる！と意気込むＳａｒｅｅｅ

元ＷＷＥの女子プロレスラー・Ｓａｒｅｅｅ（２８）が、王者・岩谷麻優（３１）とのＩＷＧＰ女子王座戦へ決意表明だ。同王座戦は、横浜文化体育館がリニューアルオープンする横浜ＢＵＮＴＡＩのプロレスこけら落としとして開催される、２７日のスターダム興行で行われることが確実。アントニオ猪木ｖｓ藤波辰爾の死闘が語り草となっている地で、闘魂を受け継ぐＳａｒｅｅｅが新たな伝説をつくる。

かねてＩＷＧＰ女子王座に興味を示していたＳａｒｅｅｅは、スターダム初参戦となった３月９日横浜大会で王者・岩谷への挑戦を表明。「２０１１年デビューの同期で、今もプロレスを続けているのは私たち２人だけなんです。その岩谷麻優と横浜ＢＵＮＴＡＩという大きな会場で戦えることが楽しみです。私には、あのベルトをもっと盛り上げられる自信があります」と言い切った。

２０年２月に当時のワールド王者・岩谷に挑戦する予定だったが、自身の急性腸炎により王座戦が中止に。岩谷との戦いは１９年１２月の自主興行以来、２度目となる。当時を「同期はたくさんいたけど、私たちは全然目立ってなかった。そこを踏ん張って這い上がってきた同士だと思ってた。だから初めて戦った時もすごく楽しくて、いいライバルを見つけたなと思いましたね」と振り返る。

ただし、王者の現状には物足りなさを感じるという。「岩谷麻優ってあんまり欲がないですよね。これだけプロレスを続けてきて『何のためにプロレスをやってんの？』って思うから、欲のないレスラーが自分は大っ嫌いなんです。そもそもＩＷＧＰ女子王座って盛り上がってましたっけ？」

Ｓａｒｅｅｅの闘志に火をつける出来事もあった。岩谷同様、対戦を熱望してきたジュリアが６日の米ＷＷＥ・ＮＸＴ大会で紹介され、大きな反響を呼んだことだ。自身の古巣マットに登場したことに驚愕したという。「あれを見て、私も自分の信じるプロレスでトップを取るっていう思いがメラメラしてきましたよ。でも、これだけ私が『戦いたい』って言ってるんだから、ＷＷＥ行くなら、私と戦ってから行けよ！」と言い放った。

くしくもＩＷＧＰ女子王座戦の決戦地となることが確実な横浜ＢＵＮＴＡＩはリニューアル前、数々の名勝負を生んだ〝ハマの聖地〟だ。中でも１９８８年８月８日の新日本プロレスで、当時のＩＷＧＰヘビー級王者・藤波に猪木が挑戦し、６０分フルタイムドローに終わった一戦は語り継がれている。

「私たちが横浜ＢＵＮＴＡＩで新たな伝説をつくりますよ。人の心に一生残る、忘れられない試合。プロレス界の歴史に残るような熱い戦いがしたい」。令和の名勝負が誕生するか期待が高まる。