武尊が井上尚弥の完勝を確信 私生活でも親交「あれくらいの選手に負ける選手ではない」

井上の完勝を確信している武尊

元Ｋ―１世界３階級制覇王者の武尊（３２）が、親交のあるボクシングの世界スーパーバンタム級４団体統一王者・井上尚弥（３２＝大橋）の完勝を確信した。

ルイス・ネリ（２９＝メキシコ）を迎えての防衛戦（６日、東京ドーム）が迫る中、取材に応じた武尊は「尚弥君がどれだけスッキリ倒してくれるかなっていうところしか見ていないです」と断言する。その上で時には食事を共にする仲の〝モンスター〟に「相手の選手も強いとは聞いています。でも、あれくらいの選手に負ける選手ではないと思うので、どんなＫＯを見せてくれるかなっていうのがとにかく楽しみですね」と目を輝かせた。

この試合が行われる東京ドームは武尊も２０２２年６月の「ＴＨＥ ＭＡＴＣＨ」で那須川天心とキック界の頂点を決める激闘を繰り広げた特別な場所だ。それだけに「会場はすごく歴史があるし、日本の中でも特別な会場だと思うので。あの雰囲気を存分に楽しんでほしいと思います」とエールを送った。

自身は「ＯＮＥチャンピオンシップ」１月２８日の有明大会でＯＮＥフライ級キックボクシング王者スーパーレック・キアトモー９（タイ）に５ラウンドの死闘の末、判定負けし、左脚の筋断裂と骨折など重傷を負った。だが、その回復は順調でパンチの練習も再開しており「以前、尚弥君に教えていたトレーナーの須佐（勝明）さんに教えてもらっていて」と明かす。その上で「『あ、こうやって打ってたんだ』みたいな発見があったので、それも踏まえて次の試合を見たいなって。勉強っていう意味でも」と拳を握った。

カリスマの言葉通り、井上のド派手なＫＯ勝ちに期待したいところだ。