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井上尚弥 急きょ変更の対戦相手に大橋会長「リングネームがちょっと嫌な予感がするんですけど…」

東スポWEB / 2025年1月11日 16時43分

井上尚弥の対戦相手変更を発表する大橋秀行会長

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が24日の東京・有明アリーナで行う防衛戦の相手が、IBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)からWBOスーパーバンタム級11位のキム・イェジョン(32=韓国)に変更になったことが発表された。

所属ジムの大橋秀行会長が11日に横浜市内のジムで会見し、その経緯を説明。この日の早朝にグッドマン陣営から左目上を再度ケガしたため試合ができない旨の連絡があったため、リザーバーとして準備していたキム・イェジョンと対戦することになったとした。

グッドマンは昨年12月にも左目上を負傷し、試合を延期している。今回、最終調整中に同箇所を負傷したとして、大橋会長は「最後のマススパーで切ってしまった。前回の3倍くらい傷が大きいので試合はできないとのこと。全治半年くらいはかかるということだった」とグッドマン陣営からの説明を代弁。SNSなどで「逃げた」などとグッドマンをやゆする声が上がる事態になっているが「試合で勝つために、強くなるかケガするかギリギリの限界までするものなので。勝ちに来てケガをしてしまったんだと思う」と〝モンスター〟との大勝負に向けた追い込みの結果だと理解を示した。

井上も、最初にこの一報を聞いた際は驚きを隠さなかったというが、すぐに切りかえていたとして大橋会長も「キャリアがありますから」と全幅の信頼を寄せる。そして「僕もこんなことは初めてなので。自分にとっても井上にとっても、いいキャリアを積めたと前向きにとらえたい。こんな経験、できないですからね」と話した。

リザーバーとして用意されたキム・イェジョンは25戦21勝2敗2分け13KO。対日本人選手に7戦7勝の〝日本人キラー〟だ。だがリングネームは「トラブルメーカー」とあって、大橋会長は「リングネームがちょっと嫌な予感がするんですけど、いい試合になるのを期待しています」と苦笑いしつつ話す。また、そのキム・イェジョンからは「キャリア最大の大一番を、8勝目で飾りたいと思います」と闘志むき出しのコメントが発表された。

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