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【高校サッカー】東福岡が〝悪夢の10分間〟で前橋育英に逆転負け 指揮官「私の力不足」

東スポWEB / 2025年1月11日 17時58分

前橋育英の前に屈した

第103回全国高校サッカー選手権の準決勝は東京・国立競技場で2試合が行われ、東福岡が前橋育英(群馬)に1―3と逆転負けを喫して4強で姿を消した。

前回優勝の2015年度大会以来、9大会ぶりとなった4強入り。目指すは、その時以来の全国制覇だった中、前半は理想的な試合運びだった。前半11分にF伊波樹生(3年)が右足で押し込み2試合ぶりの得点。県予選から7試合連続無失点と持ち味である堅守もさえて、相手をシュート0本に抑え込んだ。

しかし後半になると流れを変えられてしまう。開始早々の3分に、FW佐藤耕太(3年)に同点弾を献上すると、同9分には勝ち越し弾まで奪われた。さらに同13分にMF白井誠也(2年)にダメ押し弾を決められてしまう。わずか10分で一気に逆転され、最後までボールに食らいついていったが、追いつくことはできなかった。

自慢の守備が崩れてはやはり勝利は厳しかった。平岡道浩監督は「よく頑張ってくれた」とイレブンをねぎらい「後半に入ってつまずいてしまったところから、少しバランスが崩れてしまった。相手の勢い、流れを止めることができずに3失点してしまったところは私の力不足」と肩を落した。やはり無失点継続が途切れたことでの動揺も大量失点につながった可能性もある。

ただ、東福岡OBでコーチを務めてきた指揮官が、2023年12月の監督就任からチームは着実に進化していった。それが決勝進出こそ逃したがものの、選手権4強入りにつながった。〝赤い彗星〟が確かな爪痕を残した。

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