運転中、イラっとするけど「相手が悪い」では済まない危険な瞬間
LIMO / 2019年5月23日 19時45分
運転中、イラっとするけど「相手が悪い」では済まない危険な瞬間
車を運転していると、「これは事故になっても向こうが悪い」と言いたくなるような、理不尽なヒヤっと体験に遭遇することもあるでしょう。ところが、いくら相手の動きが理不尽だったとしても、本当に事故になってしまえば過失割合がつく可能性が高いのが現実です。
そこで今回は、地球一周分の距離「40,075キロ」を約1年半~2年ごとに走行している筆者のヒヤっと体験も含め、実行してリアルに危ない場面が減った簡単な対策について紹介します。
いきなり道路で停止する車
前方を走行する車が道路のほぼ真ん中で突然停止し、何事かと思って慌てて後ろに車を停めたら、「スマホで通話を始めた」というショッキングな体験はありませんか?
ゆっくりと止まるならまだしも、急に止まる人もいて焦ります。しかし、後ろから突っ込めば、当然こちらも悪くなってしまうため注意が必要です。
効果のあった対策法
まずは前方の車との車間距離をできるだけ空けておき、たとえ周囲の車がスムーズに走っていたとしても、車間距離を詰めていかないこと。また、「カーナビやテレビ、子どもたちの動きに気を取られ、前方から目が離れる」という状況が起きないようにすることも大事ですね。
子どもたちが小さい頃、ほんの一瞬目を離しただけなのに、前方の車が停止してぶつかりそうになったことも…。前方の車との車間距離を十分に空け、前方から目を離さない運転を心がけるようになってから、前方の車がいきなり停止してもヒヤっとすることが減りました。
対向車線が混んでいるときの飛び出し
自分が走っている方向は空いていて、対向車線が渋滞しているときは危険です。渋滞で停止している車と車の間から、道路を渡ろうとして人が飛び出してくることがあるからです。
こういった飛び出しは一車線の場合が多いですが、二車線以上ある大きな道路でもまれに無理に横断しようとする人がいるので気が抜けません。
効果のあった対策法
対向車線が混雑しているときは、いつでも止まることができる速度で走行し、対向車線側にある歩道などの人の動きにも目を配るようにしています。
実際「飛び出してくるかも?」と意識しながら運転するようになると、車と車の間に人が立っているのを見かけても、ヒヤっとする度合いが低くなりました。
ルール無視で突っ込んでくる車
自分の前方に障害物があるときは、障害物の手前で止まり、対向車線の車に道を譲る必要があります。また、信号のない交差点では、中央線のある道路を走行している車が優先になります。
しかし、そういったルールをわかっていないのか無視なのか、とにかく「自分が優先だ」という顔で突っ込んでくる車も少なくありません。ルールに準じて「こちらのほうが優先」という気持ちで運転をしていると、ヒヤっと体験に遭遇する可能性が高まります。
効果のあった対策法
交差点では十分にスピードを落とし、たとえ自分が優先道路にいたとしても、相手に譲るぐらいの感覚で運転するようになってからヒヤっと体験が減りました。
後ろから突っ込まれそうになる
あおり運転とまではいかなくても、車間距離を詰めて走行してくる車は少なくありません。前方の車との車間距離が縮まってきたからと普通にブレーキを踏んだつもりが、後ろの車が突っ込んできそうになって焦ったことはありませんか?
効果のあった対策法
後ろの車が車間距離を詰めて走行していると感じたら、前方の車との車間距離をじゅうぶんに空け、ブレーキを数回に分けて踏み、停止するようにしましょう。また、駐車スペースや路肩などがあるときは、後ろの車に道を譲ってあげることもひとつの手段です。
ふらふら走行する自転車
追い抜こうとした瞬間、ふらふらっとこちら側に寄ってくる自転車に、ヒヤっとしたことがある人も多いのではないでしょうか? 自転車に乗っている人は生身なので、車と接触すれば大事故に発展する可能性が非常に高いと言えます。
効果のあった対策法
ふらふらとしている自転車がいても無理に追い抜きをせず、追い抜きができない間は十分すぎるぐらい間を空けて走行します。追い抜くときには、対向車線には車が見えず、自転車と並んだときの距離が車の横幅1台分以上の間隔が空いているような広いスペースで追い抜きするのが安心です。
また、無理に追い抜かずに後方を走行するには、時間と気持ちのゆとりが必要です。出かけるときには、慣れている場所なら15分前到着、初めて向かう場所なら30分前到着を心がけておくとベストです。
まとめ
毎日のように長距離を運転していると、危険を感じる場面に遭遇することも、死に直結するような大事故を見かけることも少なくありません。今回は、実際にヒヤっとした体験とリアルに効果のあった対策方法を紹介しました。対策はどれも基本的なことではありますが、だからこそないがしろになることも多いもの。ぜひ今一度確認して安全運転を心がけてくださいね。
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