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これだけ違う!公立高校と私立高校の「授業料以外」にかかる費用は?

LIMO / 2019年7月27日 11時45分

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これだけ違う!公立高校と私立高校の「授業料以外」にかかる費用は?

我が家には都立高校2年生の長女と公立中学校3年の次女がいます。都立高校希望の場合は、私立のすべり止めがどうしても必要になります。そこで、私立高校へ行くことになった場合の入学後に掛かる費用を調べました。

「私立高校の授業料無償化が全国で行われます」といわれていますが、授業料以外に掛かるお金が結構あり、同じ費用でも金額に差があることに気が付きました。気になるその内訳は?

【入学金】都立:5,650円/私立:250,000円前後

都立高校と私立高校の一番の違いは、進路決定後に一番最初に払うお金、入学金ではないでしょうか?

長女が都立高校入学した時、正直一番ホッとしたのはこの入学金支払いを郵便局でしたときでした。もちろん私立高校に行く場合も想定していたので、お金の準備はしていました。でも、手元に準備するのは後手後手になり、実際お金をセッティングしたのは都立高校の一般入学試験の後、発表までの一週間の間でした。

試験に落ちた時のダメージは、親子とも想像以上に大きいのです。「しっかりしなきゃ!」と思うけれど、親の方も雲をつかむような心持ちです。都立に落ちた場合、翌日の昼までに私立の入学金の振込をしなければいけません。2~3万円ではなく、20~30万円という大金です。そのあとも入学まで出費に次ぐ出費です。なので、お金の準備はなるべく早い段階しておきましょう。

意外だったのは、学校からの指導です。都立の一般入試の合格発表を見に行く前に、併願優遇/一般入試で受かった私立高校の書類を持っていくようにという指導があったそうです。手続きが滞って大変だった、という事例があったのかもしれませんね。

【教科書代(1年分)】都立:約28,000円/私立:約100,000~130,000円

中学校までは義務教育ですから、教科書はタダです。しかし、高校からは自分で買わなくてはいけません。長女の1年の時の教科書代は、28,000円でした。それぞれの都立高校で違うので約3万円と思っておけば間違いないでしょう。

一方、私立高校の教科書代の相場は、100,000~130,000円、都立高校の約3~4倍です。電子辞書を購入しなければならない学校もあります。

【施設維持費】 都立:0円/私立:90,000~192,000円

都立でも私立でも、入学金や教科書代は掛かります。でも、私立にあって都立ではないものがあります。その代表が「施設維持費(各学校で名称が違います)」です。学校見学に行くと、都立高校でも新しい校舎は比較的キレイですが、なかにはかなり年季のはいった都立高校もあります。一方私立は、全体的に立派な校舎である傾向が強いです。とてもキレイな校舎の私立高校を見ると「なるほど、だから施設維持費というのが必要なんだな」と合点がいきます。

どちらの高校も一長一短、メリットとデメリットを知って進路選択しよう!

私立高校には私立高校の良さがあります。例えば、大学付属高校に入ればそのままその大学に行けるところもあります。その場合、大学受験に掛かる費用が掛からないというメリットもあります。部活動に打ち込めるというメリットもあります。どれが正解ということはなくて、それぞれの家庭の数だけ正解があるのです。

進路を決めるということは、その先の人生のデザインの一部をすることです。生みの苦しみもありますが、産み落とした後=行きたい方向が決まった後には新しい景色が見えてきます。親にとってわが子が生き生きと日々を送ってくれることは、何にも代えがたい幸せです。

とはいえ、進路を決まるまでは、本当に大変です。子供なりに悩んで悩んで、自分の中で咀嚼して答えを出しているようです。どうしても大人は結論を出すことを急かしてしまいますが、星飛雄馬のお姉さんよろしく温かい目でそっと見守ってあげたいですね。自分が10代20代のころ悩んできたように子供たちも悩んでいるんだな、とその頃の心持を少し思い出してみると、急いている自分に「ちょっと待て」といえるかもしれません。

何よりも子供が楽しく通える学校を見極めて、学校が決まったら親子で準備できるといいですね!

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