お金持ちは何にお金や時間を使うのか。金融機関社員が思う「富裕層の人あるある」
LIMO / 2019年8月4日 21時10分
お金持ちは何にお金や時間を使うのか。金融機関社員が思う「富裕層の人あるある」
お金持ちになりたかったら、お金持ちのマネをすればいいのでは? そう思ったことのある人もいるのではないでしょうか。確かに、お金持ちの人たちにはいくつか共通点があるものです。そこで今回は、お金持ちの人たちを毎日見ている金融機関の社員の中では、もはや当たり前のように思われている様々な「お金持ちあるある」を聞いてみました。
信仰心が強くゲン担ぎが好き
お金持ちの人たちは信仰心が強く、自分なりに強く信じる何かを持っています。「神様が見ているから変なことはできない」と常々口にしていたり、神社仏閣にこまめに通っていたり。
とある証券会社で勤務するAさんの顧客で、ある会社の社長をしている方は、毎日早朝に近所の小さな神社の掃除をしてお供え物をしているのだと言います。かつて自分のビジネスがうまくいかなかったときに、すがるような思いでやってみたら状況が好転し、うまく回り出したのだそうです。
さらに、縁起や言い伝えなどを信じる傾向があるようで、筆者も富裕層のお客さんに会うとよく「縁起が悪い」とか「〇〇と言われているから…」という話をされることがあります。「縁起がいいからこの日に(株を)買おう」とか、「お日柄が悪いから今日はやめておく」などと言われることもよくあります。
ゲン担ぎも多く、「前こうしたらうまくいったから」と話すこともしばしば。何かを信じているように見えますが、「こうしたから大丈夫」「これをやったからできるはず」と、自分のこれまでのやり方を信じて行動することが大事なのでしょう。
お金持ちはアメリカにお金を使っている
お金持ちの多くは、海外、特にアメリカへの関心が強くアメリカの動向をよく見ています。確かにアメリカはずっと世界経済のトップを走ってきた国であり、その動きに連動して世界が動くことも非常に多いですよね。そんな国に強い関心を持って常にウォッチしておくのは、もはやお金持ちの中では常識なのかもしれません。
また、彼らの多くはアメリカに投資をしています。とりわけ、リテラシーの高い高学歴の人や一般的に高給取りとされる仕事をしている人に、その傾向が強い印象です。
とある証券会社で働くBさんの顧客では、宗教法人、医師、大学教授などが米国株への投資額とポートフォリオに占める割合が高いと話します。また、アメリカに旅行していることも多く、Bさんも時々お土産をもらったりするのだそう。アメリカに投資し、アメリカを楽しむというのがお金持ちのスタイルなのかもしれません。
マラソンや登山、トライアスロンなどシビアなスポーツにハマる
お金持ちの人たちと会っていると、ある共通点に気が付きます。それは、マラソンや登山、トライアスロンなどの過酷なスポーツを好んでやっているということです。
特にマラソンをやっているという人は多く、朝早くからランニングをしていたり、たまの休みにマラソン大会に出場したりしているんですよね。こちらからすると毎日忙しく過ごしているにも関わらず、いつどこで練習しているのかと疑問に思うほど。
しかもかなりの好タイムで走ったりするのですからびっくりです。筆者が担当していたお客さんに「プライベートでしんどいスポーツをしていると、仕事で多少何かあっても大したことないと思える」と言われたことがありました。
同じセリフを、なんと前述したBさんも自分のお客さんから聞いたことがあるのだそうです。その発想にびっくりすると同時に、「だからこの人は自分に厳しく、今の地位があるんだ」と納得したのをよく覚えています。
とにもかくにも朝が早い
お金持ちの人たちには朝が早い傾向があります。4時台に起きる人が本当に多いんですよね。筆者もよくプライベートで連絡を取る社長や富裕層の人がいるのですが、彼らから連絡が来るのが朝4時台なんてことはしょっちゅうです。そんなに朝早く起きて何をするのかと聞いてみると、「朝のほうが頭がすっきりして仕事が捗る」と皆口をそろえていいます。
しかし、眠気が勝つのでは?と訊いたところ、本音の答えが返ってきました。「誰からも連絡がないし仕事に追われない時間だから、しっかりと自分の時間が取れる」と。確かに彼らはある程度の社会的地位を持っていて、皆が仕事を始める8時や9時台になると大勢の人から確認や承認を求められるもの。
会議がみっちり入っていたり、食事会、会合、付き合いゴルフなどなど、多くの予定が詰まっていて彼らが自分の時間を取ろうとするとどうしても深夜か早朝になってしまうというのです。大変ですが、それも踏まえて彼らは自分の時間を確保するために毎日4時に起きているのでしょう。
まとめ
いかがでしたか。彼らお金持ちの行動は、一見理解しがたいところもあります。しかし、その意味や理由を考えると納得いくことも多いもの。もしもあなたがお金持ちになりたいというのであれば、お金持ちの人と少しでも多く友達になって、彼らの考え方や思想を学ぶのもいいかもしれません。
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