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子どもが家でスマホばかり、親はウンザリ…でも中学生の娘にとっては「勉強」?その理由とは

LIMO / 2019年9月28日 9時45分

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子どもが家でスマホばかり、親はウンザリ…でも中学生の娘にとっては「勉強」?その理由とは

「株式投資」というと大人の世界のように感じてしまいますが、実はちょっとしたことで子どもも投資に興味を持つことがあります。

筆者の娘の場合、株主優待が入口でした。そしてそれを紹介していたのが、あの桐谷さん。興味のきっかけは意外なところに転がっていました。

YouTubeばかり見ていた娘

中学生の娘は学校から帰宅すると、まずスマートフォン(スマホ)をチェックします。学校はスマホ持込みを禁止しているので日中は見ることができず、逆にそれが帰宅後の楽しみになっているようです。

そして、その後YouTubeや見逃し配信を見たりして過ごす毎日。本当に暇さえあればYouTubeを見ているような生活だったので、もういい加減にしなさいと思うほどでした。

恐らく、筆者のように爆発しそうな親御さんも少なくないと思います。でも、実はYouTubeも「何を見るか」で親が想像していないような興味を子どもが持つこともあるのです。

優待って何?どうやったらもらえるの?

YouTubeばかり見ている娘が、一時期すごくハマっていた動画がありました。それが株主優待で有名な桐谷広人さんの動画です。桐谷さんは、日本の将棋棋士であり投資家でもあります。2019年8月の時点で保有銘柄数は1,000程度、その内900銘柄が優待株と言われているスゴい人。

これだけの銘柄を持つには相当な資金が必要になるので、桐谷さんと全く同じように投資をするのは難しいでしょう。でも、株は買えなくても株主優待に興味を持つことはできます。実際に娘は、最初の頃は桐谷さんの行動のおもしろさに興味をそそられたようなのですが、その内に桐谷さんが何とかして使おうとしている優待に興味が湧いてきました。

そして、ある時「優待って何?」と質問をしてきたのです。動画でも桐谷さんが説明しているとは思うのですが、どうやったらもらえるのか?いくらかかるのか?という部分を詳しく知りたかったようです。

ここでちょっと説明をすると、株主優待制度というのは株主に送られるプレゼントのようなものです。たとえば、マクドナルド(日本マクドナルドホールディングス㈱)の株を持っていると食事優待券がもらえますし、タカラトミーの株を持っていると「トミカ」や「リカちゃん」がもらえます。

他の会社でも商品券や優待券、自社のオリジナル商品など優待の種類は豊富です。同じ会社の株でも、持ち株数によって優待の内容は異なりますが、株主に還元するという意味で贈られるのが株主優待です。

ディズニーの株を買いたい!

桐谷さんの株主優待を入口にして株式投資を知った娘は、今度は「自分も株主になって優待が欲しい」と言い出しました。欲しい優待は、ディズニーリゾードのパスポートです。ディズニーリゾートを運営しているオリエンタルランドでは、株主優待として東京ディズニーランドか東京ディズニーシーで利用できる1日パスポート券がもらえます。

それを知ったディズニー好きの娘は、オリエンタルランドの株を買いたいと言い出したのですが、株価は1株1万5,000円を超えています。(9月現在)オリエンタルランドの場合、少なくとも100株は買わないと優待はもらえないので、150万円以上かかる計算。ということで、残念ながら娘が株主になるのはもう少し先になりそうです。

ただ、今回のことで株主になると優待がもらえること、株を買うにはある程度の資金が必要なこと、そして株価が上がれば利益が出ることなどを娘に話せたのは親としてよかったと思っています。こういった子どもが興味を持つきっかけがないと「株ってさ」という話にはなかなかならないものです。

学校では教えてくれない「投資」

すでに株式投資をしている人なら、やっぱり学校でも教えた方がいいのにな…と思うのでしょうけれど、実際のところ学校では教えてくれません。

もしかしたら社会の学習の中で株式投資や東京証券取引所という言葉が出てくるかもしれませんが、株を買うことの意義や、買うとどうなるのかまでは学習内容に含まれていないようです。

また家庭内ではどうかというと、親が投資をしていない限り、子どもがそれを知るチャンスは少ないのではないでしょうか。先ほど書いたように、そもそも株式投資の話しをするきっかけがないからです。筆者も子どもの頃に株式投資を教わったことが一度もなかったので、投資デビューは25歳を過ぎてからでした。

そう考えると、現代の子どもが毎日のように触れている動画は、情報を得るための有効なツールと言えます。文中にあるように、何を見るのかが重要なポイントにはなってきますが、爆笑しながらも「え?それって何?」という疑問が出れば、あとは子どもの興味に任せればいいのです。

もし子どもに興味を持ってもらいたい事があるならば、YouTubeをうまく活用してみましょう。親以上に興味を持つこともありますよ。

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