LINEの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://scdn.line-apps.com/stf/linecorp/ja/ir/all/20190329yuho.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手コミュニケーションアプリ運営企業であるLINEです。

LINEの平均年間給与はいくらか

LINE（提出会社）の2018年12月31日時点での平均年間給与は716.3万円と700万円を超えています。また、従業員の平均年齢は34.4歳で30歳を上回っています。平均勤続年数は2.6年となっています。

LINEの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年12月31日時点で1903名。単体で1000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

コア事業：1213名

戦略事業：232名

全社（共通）：458名

また、連結の従業員数は6488名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

コア事業：3914名

戦略事業：1575名

全社（共通）：999名

過去5年の業績動向

LINE（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上収益ですが、過去5年をみると増収傾向が続いています。2014年12月期に863億円であった水準が、2018年12月期には2071億円となっています。

また、継続事業に係る税引前利益（損失）については、2014年12月期は62億円の利益、2015年12月期は5億円の損失、2016年12月期は179億円の利益、2017年12月期は181億円の利益、2018年12月期は33億円の利益でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある当社の株主に帰属する当期純利益（損失）は、2014年12月期は42億円の利益、2015年12月期は75億円の損失、2016年12月期は67億円の利益、2017年12月期は80億円の利益、2018年12月期は37億円の損失となっています。

※LINEの2017年12月31日時点での給与についてはこちら（https://limo.media/articles/-/7201）

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。