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「地方の実家に帰省したくない…」と語る上京した若者たちの本音

LIMO / 2019年11月24日 20時10分

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「地方の実家に帰省したくない…」と語る上京した若者たちの本音

進学や就職により、地方から都会へ出てきた人も多いのではないでしょうか。地元が恋しくなってしまう…と思いきや、帰省に対して消極的な人もいるようです。その理由を尋ねると、都会と地方の差だけでなく、親に対する複雑な感情を垣間見ることができました。

「実家に帰省したくない!」地方出身の若者たちのリアル

できることなら帰省したくない、親に言われて仕方なく帰省する…。そのような若者たちは、なぜ実家への帰省に対してマイナスな感情を抱いているのでしょうか。その本音を聞いてみましょう。

・「私の地元では『女の子は勉強よりも家事』『女の子なのに大学なんて…』という考え方が主流。しかし、都内の大学に進学してからは、その考えとは違った現状を目の当たりにしました。未だに『女の子なのに…』と言ってくる親には、あまり会いたくありません」

・「都会と地方では価値観が違い過ぎて、親との会話が難しい。夜中に近所のコンビニへ行く、飲み会に行って終電で帰る、隣の住人とは挨拶程度…なんてことを話したら、『ありえない!』という反応をされる。そんなの、都会の若者なら珍しくないのに…」

・「地元で大学に進学したのは自分ぐらい。そのうえ、下宿代まで補助してもらっている。そう考えると、のこのこ帰省する身分でないのでは…と感じてしまいます」

社会人になっても気持ちは変わらない?

主に価値観の違いや金銭面による後ろめたさを理由に、帰省したくないと考える若者が多いようです。さらに、大学を卒業した後も同じような気持ちを持ち続けている人も少なくありません。地方出身の社会人にも、その気持ちを聞いてみましょう。

・「目的地の多い都会と比べ、うちの地元は田んぼと畑くらいしかない。帰省してもすることがなく、時間が過ぎるのを待つだけ。それなら、自分の家でのんびりと過ごしたいかな」

・「大学を卒業した途端、親から給料や出世のことを聞かれるようになった。時々、『こっちに戻ってくる気はないの?』なんて質問も…。別に答えたくないわけではないが、そんな話ばかりされると気が滅入ります」

・「実家に帰ると、親戚の家の挨拶回りに連れ回されます。話は長いし、退屈だし…。せっかくの長期休暇なのに、正直疲れるだけですね」

地方と都会の暮らしは健康面にも影響するのか

地方と都会、それぞれの暮らしを経験した人は、両者の生活スタイルの違いを実感することが多いようです。地方から都会に嫁いだ妻のなかには、「地方暮らしの実母と都会暮らしの義理母を比べると、健康面の差が大きい」と感じている人も。一体どのような場面で、そう実感したのでしょうか。

「もうすぐ70歳の両親は長年地方で暮らしており、車移動がメインの生活。どこへ出かけるにも車を使い、趣味は自宅でできる裁縫や映画鑑賞くらいでした。一方、80歳を超えた義両親は都会に住んでおり、近所のスーパーは徒歩で利用しています。少し足を伸ばして散歩に行くことも多く、身体を動かすことが楽しい様子。

そのせいか、私の両親は日に日に体力が落ち、何をするにも『疲れた』『宅配サービスを使おう』と言ってばかり。義両親は『天気がいいからウォーキングをしよう』『新しいパン屋に行こう』と積極的に動き、長距離の移動も苦ではないようなのに…。日ごろの運動量が廊下に与える影響は、かなり大きいのだと実感しました」

まとめ

「地方の実家に帰省したくない」という気持ちの裏側には、価値観の違いや生活環境の違い、そして学費や下宿代を負担している親への申し訳なさといった、さまざまな事情が隠れていました。とはいえ、一切帰省をしない…というわけにはいかないもの。自分の感情をどう捉え、向こうの考えや環境受け入れられるかが今後の課題となるでしょう。

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