贈り物=愛情という「じいじ」「ばあば」の困ったプレゼント…良かれと思った行動がアダに?!
LIMO / 2020年1月7日 10時40分
贈り物=愛情という「じいじ」「ばあば」の困ったプレゼント…良かれと思った行動がアダに?!
お正月、久しぶりに遠方の祖父母と過ごしたという方も多いと思います。そんな中、子供たちが楽しんでいる傍らで、祖父母の対応に少しモヤモヤしてしまったという方も少なくないはず。
孫たちをかわいがってくれているのはわかるのですが、その方向性が少しずれている…そんな「残念な」じいじ・ばあばとはいったいどのような人たちなのでしょうか。
大好きな孫にはいろいろあげたい!
独身時代から何かにつけて荷物を送ってきていた両親。それは孫が生まれてからも続くものです。また、久しぶりに実家に帰ると「これも持って帰りなさい!」なんて大量の野菜を渡されることも。贈り物=愛情という祖父母の困ったプレゼントを紹介します。
・「地元の銘菓が大好きな義母。うちの子供たちは小さな頃、初めて見たこともあり『こんなの初めて!おいしい』と大喜びしました。それを聞いた義母は子供たちが大好物になったと思い込み、何かあるたび大量に送り付けてきます。賞味期限が短く、味も濃いので一度のそんなに食べられるわけもなく…最近では子供たちに『おばあちゃんのお菓子、もういいって伝えて』と言われる始末。嫁の私から『もう誰も食べません』というわけにはいかないので『お安いものでもないので、もう大丈夫です』とは伝えましたが、全く伝わりません。夫からもやめるように言ってもらいましたが『あんたは味音痴だから』と無視。食べ物を粗末にしたくないので本当にやめてほしいです」
・「男3人の母である義母は、女の子に異様に憧れがある人。我が家に娘が産まれると大喜びし、事あるごとに衣類をプレゼントするようになりました。ただ、義母のセンスは私と全く合わず、娘に着せたい服が一枚もありません。貰っても捨てるわけにもいかず、一応娘に着せて写真を撮って送るようにしてきましたが、最近では娘自身が好きな洋服しか着なくなってきたので『おばあちゃんの服、かわいくない』なんていい出しました。ちなみに義母は私にも服をくれるので…こちらは娘と違ってサイズアウトすることがない分、いつまでもクローゼットを占領する存在です」
プレゼントをくれるのは100%好意なだけに、それらを拒否するというのはなかなかいたたまれないものです。しかし、自分の欲しくないものを永遠に贈られてしまうのはストレスです。あまりにひどい場合「成長して甘いものを食べなくなった」「娘は今このブランドの服しか着ない」など、ハッキリいってしまうのもいいかもしれません。
持論が白熱?!教育ババ
また、孫がかわいいあまり自分の考えを押し付けてくるじいじ・ばあばもお嫁さんにとっては頭が痛い存在です。
・「夫を私立の幼稚園に通わせていた義母は、息子を保育園に通わせるのを大反対。『保育園だと小学校にあがったときに勉強についていけない』としつこく連絡してきます。そんなことをいわれても私にも仕事があることを伝えているのですが『お金が足りないのであれば援助してあげる。仕事を辞めて家にいてあげなさい』と繰り返され、ウンザリです」
・「お稽古事に熱心な義母は、うちの子供たちの習い事にまで口出ししてきます。『今はどの辺りをやっているの』からはじまり『お教室では何位なの?』なんて聞いてくるので子供も嫌がっています。同じ年のいとこがいるのですが『向こうはもっと進んでるわよ、いいの?』なんて言われ、本当に放っておいて欲しいです」
本来なら勉強や習い事、通う園などは親が無理のない範囲でやるべきもの。それを強要されることは、かなりのプレッシャーとなっているようです。
孫育てに介入してくるのは育児のリベンジ?
それでは、必要以上に孫のことに口出しをしてくる祖父母というのは、どういった考えを持っているのでしょうか。大きく分けてどうやら2パターンのタイプがいるようです。
一つ目は「自分の成功体験を教えたい」派。息子や娘が有名高校や有名大学に進学し、自分の育児が成功だったと考えるタイプがこの行動にでているようです。一方、その逆ともいえるのが「自分がやり残した後悔を孫でリベンジ」派です。
このタイプは現役時代思うように子育てができなかったため、お金や時間が自由になった今、目の前にいる孫を使って「かつて自分がやりたくてもできなかった育児」を成し遂げようというタイプ。その気持ちはわからなくはないですが、子供を育てているのはあくまで父・母である自分たちです。我が子を使ってかつての夢を果たされてはたまったものではありません。
まとめ
真心や情熱をもって孫と接しているにも関わらず、どこかその気持ちがずれることで生じる「残念なじいじ・ばあば」。子育てをしている夫婦をサポートしてくれるのであれば心強い存在ではありますが、その距離感を間違えるとストレスの原因にもなってしまうようです。
本来、子育ては夫婦の考えに沿い、その子に合うよう行っていくものです。祖父母に気をつかい、思い描いていたものと違っていては、大切なお孫さんたちもかわいそうですよね。せっかくお金や労力をかけるのであれば、みんなが喜ばれるものでありたいものです。
祖父母は、育児の主役である両親や子供本人をしっかりと見つめ、本当にその「好意」が喜ばれているものなのか?今一度考えてみてもいいかもしれません。また、両親も祖父母に遠慮せず、温かく見守ってもらえるようコミュニケーションを取ることも大切なのではないでしょうか。
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