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ATM利用手数料は年間3,000円超? ATM手数料の簡単節約法

LIMO / 2020年2月10日 15時45分

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ATM利用手数料は年間3,000円超? ATM手数料の簡単節約法

キャッシュレス化がどんどん進んできていることもあり、最近では現金を使わずに買い物を済ませてしまう人も増えてきています。しかし、どうしても現金が必要な場面もあるため、ATMを利用する機会がゼロになるということはないでしょう。

ATMを利用すると、手数料無料の場合を除けば110円や220円といった手数料を支払わなければなりません。

あまり大きな金額でもないので何気なく負担しているATM手数料ですが、みなさんは自分が一体どれくらいATM手数料を支払っているのかきちんと把握していますか?

そこで今回は、ATM利用手数料の平均額を確認しながら、それを上手に節約していくための方法を説明していきたいと思います。

年間のATM手数料負担額は平均3,000円超?

1年間にATM手数料として支払っている金額はどれくらいなのでしょうか。

少し古いデータになりますが、ソニー銀行が2013年に行った調査によると、コンビニATMの1カ月の利用頻度は1回もしくは2回と答えた人が全体のおよそ6割を占めました。また、1回の手数料を調査当時の105円とし加重平均金額を算出すると、年間でのATM手数料負担額の平均は「2,952円」だったそうです。

この調査が行われた当時はまだ消費税が5%であり、ATM手数料も105円や210円が一般的でした。しかし、現在はATM手数料が110円や220円になっていることを考慮すると、ATM利用手数料の平均額が年間3,000円を超えていてもおかしくはありません。

また、2,952円という金額は加重平均によって算出された金額なので、コンビニATMを頻繁に利用している人などは、下手をすれば1年間で万単位のATM手数料を支払っていることもあり得ます。

ATM手数料は必要経費と考える人もいるかもしれませんが、減らせる余地があるのであれば、できる限り減らしたほうが家計に余裕が生まれることは間違いありません。

ATM手数料0円のATMのみを利用する

ATM手数料は、ATMを利用した場合に必ず支払わなければならないものではありません。

口座を所有している銀行のATMを利用すれば、ATM手数料は基本的に無料ですし、提携している金融機関のATMを利用する場合でも、ATM手数料が無料になることがあります。しかし街中のATM設置台数は非常に多いので、現金が必要になったときは最初に見つけたATMを利用してしまいがちです。

ただ、もし月に平均4回ATMを利用しているとすると、毎回220円の手数料を支払うことになりますので、1カ月間で1,000円弱、年間で10,000円以上の出費が生じることになります。

便利さゆえについ気軽に利用してしまいがちなATMですが、手数料無料のATMを選ぶだけでも、かなりの金額を節約できることがわかりますね。

ATM手数料が一定回数無料になるサービスを活用

銀行の中には、条件を満たすことでATM手数料が一定回数無料になるサービスを提供しているところもあります。

筆者は楽天銀行を利用していますが、楽天銀行では「ハッピープログラム」という顧客優遇プログラムを設けており、楽天銀行での取引内容に応じてステージが変化していき、1カ月あたりのATM手数料無料回数も増えていきます。

もっとも下のステージの「ベーシック」では、ATM利用手数料の無料回数は0回ですが、ステージが「アドバンスト」→「プレミアム」→「VIP」と上がっていくにつれて1回→2回→5回と増え、もっとも上のランクの「スーパーVIP」では、1ヵ月につき7回までATM利用手数料が無料になるのです。

スーパーVIPの条件を満たすことはさすがに簡単ではありませんが、プレミアムやVIPの条件であれば無理なく満たせる人が多いと思います。それで1カ月に2回もしくは5回までATM手数料を無料にできるのは大きいですよね。

同様のサービスは、三井住友銀行の「SMBCポイントパック」、みずほ銀行の「みずほマイレージクラブ」などがあるので、自分が利用している銀行のサービスおよび、ATM手数料を無料にできる条件を確認してみるといいでしょう。

現金の代わりとしてデビットカードを使う

現金の代わりにデビットカードを利用することで、ATMの利用回数自体を減らしてしまうのも1つの方法です。

デビットカードを利用すると、カードに紐づいている口座から即座にお金が引き落とされる形で支払いが行われます。現金を財布の中から出す代わりに、口座から直接引っ張り出してくるイメージですね。

デビットカードが使えるところではクレジットカードも使えますが、クレジットカードは後払いであり、使い方を間違えると支払いが家計に重くのしかかることもあるので、敬遠している人もいるかと思います。

しかしデビットカードは、決済した瞬間に口座からお金が引き落とされるという特性上、口座の残高分までしか利用できず、使いすぎるという心配がありません。

クレジットカード同様にポイントも貯められて、上手に使えば節約にもなるので、クレジットカードの使用を避けているという人は、一度デビットカードの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

人は、大きな金額の出費には「その出費は本当に必要か?」と慎重になるものの、小さな金額の出費には無頓着になりがちです。しかし、そういった細かな出費に気を配ることで塵も積もれば山となり、結果として数万円や数十万円単位の節約につながっていくのです。

日常生活の中で支払う機会が多いATM利用手数料だからこそ、今一度節約できる余地がないかどうかを、しっかり考えるようにしたいですね。

【参考】「コンビニATM手数料の利用実態を調査(https://blog.moneykit.net/2016/11/moneylife1109.html)」(ソニー銀行公式ブログ)

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