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「社内不倫が起きやすい職場」の特徴。密告で懲戒処分になるケースも…

LIMO / 2020年2月16日 10時45分

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「社内不倫が起きやすい職場」の特徴。密告で懲戒処分になるケースも…

ひょっとしたら、社内不倫が起きやすい職場には共通点があるのかもしれない。こんな仮説を立てた筆者は独自のリサーチをしたことがある。

接客業、公務員、マスコミ、商社、流通業……。いろんな業種の人に“職場不倫”の目撃談を聞いてみたのだ。すると、出るわ出るわ。誰もが同僚同士の不貞にちょっと眉をひそめながらも、饒舌に語る。

話を聞いていくうえで、不倫の多い職場の3つの共通点を発見した。これはアカデミックな研究を重ねたわけではなく、あくまでも筆者の仮説と主観に基づいたものではあるが、紹介していこう。

特徴1:残業が多く、激務

社内不倫の中でも同じ部署や、上司・部下など、近い関係性の中で起こる不倫の共通点は「残業が多い」という点だ。

たとえば、社内の「トラブルが起きたから手伝ってほしい」という依頼と、家庭からの「子どもが熱を出して様子がおかしいから早く帰れないか」という依頼が重なり、どちらか一つを選択しなければならないという究極の状況に置かれたとする。

そんなとき、社内の依頼を優先しなければならない暗黙の空気が流れている会社もあるだろう。

より高く評価され、感謝される場所は選ぶほうにとっても居心地がよい。苦労して一緒に難局をのりきった相手との絆は深まり、感情移入もしやすくなる。相手が異性であれば、自分と一緒に長時間がんばっている姿はさぞかし健気に映るだろう。

と同時に、家庭から離れる時間が長くなることで、家庭の中の様子がわからず、配偶者の気苦労に感情移入をしにくくなるという事態も起こりやすくなる。

残念ながら「家族のような職場」と、「職場のような家庭」では、前者のほうがホッとするという逆転現象も往々にして起こりやすいのだ。

長時間勤務が常態化していれば、社外での出会いの機会が少ないため、同僚同士が激務の後に食事をしたり、酒を飲んだりしながら距離は縮まっていく。数カ月間の有期の現場で濃密な時間をともにする俳優同士の不倫報道が少なくないのも、ここからくるのだろう。

特徴2:ストレスフルな現場

長時間労働であることと重なる点もあるが、ストレスの多い職場は、思いのほか“愛”が育まれやすい。人は、同じストレスを共有する相手と、共感をしやすいからだ。

「今日のクレームはヤバい」「部長の仕事のダメ出しがひどい」といったストレス源を共有し、つらさを共感し合っているとしよう。すると、なぜか不思議と「自分たちはわかりあっている」という錯覚を生み出し、それが恋心につながってくることがあると推測できる。

長時間勤務とストレスの2つ条件が重なると、不倫相手が会社で見せている部分は「生活のほんの一部」であることへの想像力を麻痺させることもあるだろう。恋愛関係に発展したものの、それが不倫関係であった場合、2人は同僚のみならず既婚者の家族をも欺くスリルを抱えることになる。

また、出世して上層部にいくほどに、ストレスに加え、社内での孤独感が増す傾向にあると聞く。そんなとき、忖度なく会話できる異性の社員に親愛の念を抱くケースも少なくないようだ。

社内のストレスを共有し、お互いが“愛”と勘違いして盛り上がっている間は、とかく盲目になりやすく、なおかつ「ただならぬ空気」を醸し出す。このケースの不倫は、おそらく社内の同僚に感づかれやすいと思われる。

特徴3:社員のイベントが多い

忘年会、新年会、社内サークル、社内旅行、社内レク……など、何かとイベントの多い会社は珍しくない。部署の垣根を越えて出会いが増えると、恋心の機会も増える。

スポーツや飲み会で見せる、仕事中の表情とのギャップは、恋心が芽生える大きなきっかけとなる。

5年前、当時絶好調だったスタートアップ企業で、社内にカップルが40組いるというニュースが報じられたことがあった。「社員は家族」という風土は、独身者同士の恋愛の機会のみならず、残念ながら不倫も生みやすい。

当時、社内恋愛を推奨していた同企業の社長はその数年後、入社を志望した既婚者と関係を持ったと報じられたこともあった。社員同士の垣根が低いことはいい面もあるが、セクハラの機会が増えたり破局後の雰囲気を悪化させるリスクもはらんでいる。

以前、品行方正が求められる職種で働く女性が、社内の飲み会が頻繁に開かれている部署に配属され、「社内不倫がめちゃくちゃ多い」と語っていた。とはいえ、職種上不倫は許されないので「あの2人が怪しい」という密告があった時点で調査をされ、懲戒処分にされることもあるのだという。

おわりに

言うまでもなく、会社は本来、恋愛のための場ではない。社内不倫であれば言わずもがなだ。

こんなとき、「日本は不倫に厳しすぎる」という意見が出てくることがあるが、欧米では上司・部下の不倫が発覚した場合、シビアな罰が下される場合も多い。日本の中には「仕事仲間が自分にとっての“最大の理解者”だ」と錯覚させる雰囲気がある職場もあるのかもしれない。

最後に、今、社内不倫中の方々は、おそらく、2人の関係はバレている可能性が高い。「周囲のゴシップのネタになっている」という点については覚悟しておいたほうがいいだろう。

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