1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

レアな存在!?地方都市で「高齢1人っ子ママ」「よそ者ママ」は出産時からアウェー感…

LIMO / 2020年2月19日 10時15分

写真

レアな存在!?地方都市で「高齢1人っ子ママ」「よそ者ママ」は出産時からアウェー感…

30代後半から40代を超えて出産する芸能人・有名人も増え、高齢出産はもはやそう珍しいことではなくなったように思います。…と、感じていたのは筆者だけだったのか、今住んでいる某地方都市では同じような環境のママとあまり出会えていません。高齢かつ1人っ子&よそ者ママは、案外!?レアな存在のようです。

出産時からアウェー感満載

結婚はそう遅くはなかったものの、なかなか子供には恵まれませんでした。とはいえ、都内で働いていた30代の頃は、男女ともに結婚していない人が多数いました。その後、30後半から40歳くらいで特に女子は怒涛の結婚ラッシュ。

その当時の友人知人は、皆高齢出産を経験し、高齢ママの仲間入り。私もその一員となるはずだったのですが、事情により地方への転居が決まりました。もちろん、縁もゆかりもない土地でしたが、持ち前のお気楽さで「ママ友作ろう〜」などと考えていたのです。

ただ、やはり年を取ってからの妊娠、出産は大変でした。初産だったこともあり、NICU(新生児集中治療室)のある地域の拠点病院での出産となりました。母乳育児を推奨する病院で、産後も常に「母乳、母乳」と追い立てられる毎日。我が子はおっぱいを吸うのが上手ではなく、吸わないから出ない、出ないから吸わないの悪循環の日々で、精神的に参ってしまいました。

その病院には各自の部屋の他に授乳室があり、看護師さんや助産師さんが相談に乗ってくれます。私も毎回その部屋に来るように促されるのですが、それも苦痛でした。自分より若い2人目ママたちが上手に授乳し、2人目トークに花を咲かせているのですから。

「何でおっぱいが出てるのに授乳室にくるんだよ!」と隅の方でいじけている私。今なら、産後は皆それぞれ孤独で、どのママも1人になりたくなかったんだろうなーとわかるのですが、その病院では高齢ママとついぞ出会うことはありませんでした。

仲間だと思っていたら!?え、4児のママ

退院後、見知らぬ土地でのほぼワンオペ育児が始まります。それもまた大変で、病院での授乳室の話をすっかり忘れるほどでした。

ただ子供は順調に成長し、ついに年少で子供園に入園が決まります。この地方はそれほど保活もシビアではなく、フルタイムで働いていなくても短時間なら受け入れてもらえました。それまで子育て支援センターには通っていたものの、それほど親しいママ友もできなかったため、「いよいよ、高齢ママ友作るぞ!」と変なやる気がみなぎったものです。

はりきって通園したものの、やはりというか、ほぼ若いママばかり。ノーメイクでの登園でも、きらきらまぶしい美しい若ママたち。年子で兄弟姉妹を通わせているのに、赤ちゃんを抱っこしているママも1人や2人ではありません。「少子高齢化って、本当なの?」と疑ってしまうほど、子だくさんのご家庭が多いのです!

それでも頑張って子供と同じクラスのママに話しかけてみると、「Aちゃんママは(私)、下の子何歳?」といわれてしまって。(いやあ、1人目なんです、年取ってからの子なんです)と心の中でつぶやくこと、数回。

ちょっと落ち着いているママを見かけては話しかけるのですが、同世代だと喜んだのもつかの間、長子が中学校3年生、順に小学校6年、3年、久しぶりの年少の子という4人目のママという場合もあり。またそういうママは、もう信頼できるママ友がいるからそっけない反応をされることが多かったです。

実家や義両親からの手厚いサポートあり

フルタイムで働いているわけではないため、お迎えの時間はあっという間にやってきます。毎回ダッシュで園に向かうのですが、じぃじばぁばがお迎えを担当するご家庭も少なくありません。また、習い事の送り迎えもじぃじばぁばが担うご家庭も。親が近くにいない我が家では、習い事を考えるときには、「自分が送迎できる時間かどうか」も考慮に入れなければなりませんでした。

また、敬老の日が近づくと、子供の祖父母の参観が決まっています。父の日や母の日のイベントは、今どきの家庭の事情に配慮してか、似顔絵すらも描くことがないうちの子の園。

それなのに、祖父母は「近くにいること前提」で参観が決まっています。我が家ではどちらも遠方のため、わざわざその日だけ来るのは難しく、「僕だけじぃじ、ばぁばがいなかった」と子供からいわれたことも。もちろん、私たち夫婦の事情で地元を離れているから仕方がないのですが、もやっとしたイベントのひとつです。ちなみに、運動会などでも必ず祖父母の出番がフィーチャーされます。

家族の誰かがサポートできる環境にあるからか、このエリアでは行政や民間の病児保育など働く親のサポートサービスがあまり充実していない印象です。子供はそろそろ小学校になるので、次は学童。高齢かつ1人っ子、よそ者ママにとっては、アウェーな環境が続くかもしれません。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください