主婦が夫に隠れて「お小遣い稼ぎ」「プチ贅沢したいとき」その捻出方法とは

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響を受けて収入が減った家庭もあるでしょう。収入が減ったのなら支出も減らす必要がありますよね。妻はどのように家計のやりくりをしているのでしょうか。

今回は、株式会社LENDEXが2020年3月に公開した「主婦のお金事情に関する調査（https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000053175.html）」を参考にして、妻の家計やりくりの実態をみていきましょう。なお、この調査対象は主婦（女性）1,125人です。

妻が家計を管理して夫はお小遣い制？

まず、「家計は妻と夫どちらが握っていますか？」という質問に対しては66.7％の人が「妻」と回答しました。妻が家計を管理して夫はお小遣い制という形かもしれませんね。

また、「現在の世帯年収に満足していますか？」という質問に対しては60.8％の人が「いいえ」と回答しました。やはりお金はいくらあっても足りないもので、まだまだ満足しきれていないようですね。満足していない理由としては、「家のローンでマイナス…」「老後の生活費を考えるともっと収入を増やしたい」というものがありました。独身のときよりも自由に使えるお金が減ったと感じている人も少なくないようです。

食費や水道光熱費のやりくりが大変

世帯年収に満足できない分、支出を工夫している妻が多いようです。とりわけ、食費や水道光熱費のやりくりに苦戦している妻が多くいます。

「食費や水道光熱費を頑張って節約しても1回外食したら水の泡…」「夫のお酒とタバコがなくなればかなり楽なのだけど」という声もありました。

世帯年収は1,000万円以上ほしい？

あまりにも神経質になって節約してもつらいだけ。たまにはプチ贅沢をしたいですよね。そのプチ贅沢コストの捻出先は以下の通りでした。

プチ贅沢したいときのお金はどう捻出していますか？（上位3つ）

1位：ポイントサイト（62.2％）
2位：副業（9.0％）
3位：短期バイト（6.1％）

ポイントサイトを利用して“ポイ活”をしている人が多くいました。忙しい主婦業をしているとまとまった時間を取りにくいので、ポイントサイトが人気なのかもしれません。しかし、もらえる金額はそれほど多くはないようです。「本当はもっと稼ぎたいのだけどな…」なんて声も聞こえてきそうなほど。

それでは、世帯年収はいくらあれば満足できるのでしょうか。回答として多かったのが、「1,000万円以上（30,5％）」でした。

厚生労働省が調査した「2019年 国民生活基礎調査の概要（https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html）」をみると全世帯における平均所得は552万円あたりを推移しています。現実よりも大きく上回った金額を理想としているようですね。たしかにお金がいくらあってもよいものです。

とはいえ、2番目に多かった回答が「500万円（18.3％）」ですので、地に足をつけた考え方の妻は少なくないことが伺えます。

21.7％の主婦が夫に隠れてお小遣い稼ぎ

また、「ここだけの話、夫に隠れてやっているお小遣い稼ぎの方法はありますか？」という質問に対しては、21.7％の人が「ある」と回答しました。具体的には、夫が使わなくなったものをメルカリで売ったり、独身時代の貯金で株式投資をしたりしているようです。また、純金プラチナの積み立てをしている人もいました。

夫婦間のトラブルにならない程度にお小遣い稼ぎを楽しみたいところ。中には、空いた時間に手作りのものを作ってネットで売っている人もいました。趣味と実益を兼ねていてよいですね。

おわりに

今回は主婦のお金事情を紐解いてみました。家計を管理している以上、責任を持って頑張って取り組んでいる人が多い印象です。夫に対して「クレジットカードを使いすぎ」「飲み会が多すぎる」という不満を持っている人も少なくありませんが、地に足をつけて収入と支出をコントロールしたいですね。

【参考記事】
「主婦のお金事情に関する調査（https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000053175.html）」株式会社LENDEX
「2019年 国民生活基礎調査の概況（https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html）」厚生労働省