「日産 リーフ」 電気自動車の先駆者の1台 ハイテク感を実現したインテリア
LIMO / 2022年1月22日 11時55分
「日産 リーフ」 電気自動車の先駆者の1台 ハイテク感を実現したインテリア
地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量「実質ゼロ」を目指す脱炭素社会が進んでいます。そんな中、世界中の自動車会社は電気の力で使うことで、温室効果ガス削減を目指す電動化を行っており、その中でも、欧州の自動車会社を中心に力を入れているのが電気自動車です。
日本企業も電気自動車に力を入れていますが、早期に取り組んでいたのが日産自動車で、現在も乗用車タイプの電気自動車「リーフ」を製造しています。
日産リーフは、日産で初めての量産型電気自動車。2010年に初代が発売され、グローバルで累計52万台、日本国内で累計14万台の販売されており、電気自動車の特徴である、走行時の排出ガスゼロを売りにしているだけでなく、モーター駆動ならではのスムーズな加速や、大容量バッテリーに貯めた電気を一般家庭等に供給できる動く蓄電池として使えるのを売りにしています。
電気自動車が注目されている中、先駆車の1台と言えるリーフがどのような電気自動車なのか紹介します。
初代リーフより、スリークなシルエットを実現したエクステリア
2代目リーフのエクステリアの特徴と言えば、初代リーフよりもスリークなスタイリングでしょう。
フロントフェイスは、初代リーフよりもシャープな形状のヘッドライトや、日産車のデザインアイデンティティの1つ「Vモーショングリル」を採用。テールライトには、日産車に多く採用されている、ブーメラン型ランプシグニチャーを採用することで、日産らしいスタイリングを実現しています。
また、クリアーブルーのフラッシュサーフェイスグリルや、ブルーモールディングを施したリアバンパーを採用することで、電気自動車らしさを表現しました。
ボディカラーは8種類の2トーンカラーと、モノトーンカラー6色、合計14色のカラーバリエーションを用意しています。
7インチのフルカラー液晶メーター等を採用し、ハイテク感を実現したインテリア
「グライディング・ウイング」をコンセプトにしたインテリアは、シートやステアリングホイールには、ブルーのステッチが施すことで高級感と電気自動車であることを表現。また、7インチのフルカラー(TFT)ディスプレイを採用したメーターや、手首を軽く動かすだけでシフト操作を行うことができる電制シフトを装備し、ハイテク感を表現しました。
他にも、メーカーオプションで、NissanConnectナビゲーションシステムを用意。
9インチの大画面に内蔵されているナビゲーションシステムは、オペレータに音声接続を行うことで、直接会話しながら、目的地の設定や周辺の店舗、施設の検索を依頼できるオペレーターサービス等の機能が搭載されているだけでなく、充電スポットの検索や充電スポットごとに利用状況をアイコンで表示することができます。
さらに、バッテリーの残量不足が発生した場合、ナビ画面で周辺の充電スポットを検索するなど、電気自動車で安心してドライブできる機能を採用しました。
先進運転支援技術「プロパイロット」を、グレード別に設定した安全運転支援システム
リーフの安全運転支援システムは、フロントカメラで前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性が発生するとブレーキによる衝突回避操作をサポートする「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」などを装備。
また、グレード別装備として、万が一、走行中の車線を逸脱しそうな時が発生した場合、ブレーキを制御することで、車線内に戻すようステアリング操作をアシストする「インテリジェント LI」や、駐車を行う際、車体に複数装備されたカメラを使うことで、ディスプレイに、上空から見下ろしている映像を映し出し、安全でスムーズな駐車をサポートする「インテリジェント アラウンドビューモニター」があり、安全運転をサポートします。
そして、先進技術として「プロパイロット」をグレード別に設定したのも特徴です。
このシステムは、高速道路で走行中に、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をクルマがサポート。これにより、渋滞時の走行から長時間の巡航中の走行まで、高速道路を走行している時の負担を大幅に減らします。
また、プロパイロットには、高速道路での走行だけでなく、駐車支援システム「プロパイロット パーキング」も搭載。
駐車したい場所の手前でスイッチを1回押し、駐車したい場所の真横に車を止めると、自動的にステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト、パーキングブレーキまですべて制御して指定の場所に駐車してくれるので、駐車が不安な人も安心して止めることができます。
大容量バッテリーを搭載し、一充電あたりの走行距離は最大458キロを実現
リーフのパワートレインは2種類用意しています。
リーフには最大出力110kW(150馬力)を発揮するモーターと40kWhのバッテリーの組み合わせで、リーフe+には最大出力160kW(218馬力)を発揮するモーターと62kWhのバッテリーを組み合わせています。
高出力のモーターを搭載したリーフe+には、大容量バッテリーを搭載することで、パワフルながら長い航続距離を実現しました。
他にも、アクセルペダルの操作だけで発進、加速、減速、停止までをコントロールできる。「e-Pedal」を装備。アクセルペダルから足を離すと、通常のブレーキと回生ブレーキの両方を自動的に制御することで、アクセルペダルだけで、加速から減速、停車まで行うことができます。
一充電あたりの走行距離は、WLTCモードの場合、リーフが322キロで、リーフe+が458キロ。大容量バッテリーを搭載したリーフe+は、リチウムイオン電池の高密度化などにより、通常モデルのリーフと同じ室内空間や荷物の積載スペースを確保しています。
急速充電の時間はリーフが40分、リーフe+が60分となっています。価格は、リーフが332万6400円、リーフe+が441万7600円からです。
参考資料
日産自動車株式会社「リーフ」(https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf.html)
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