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【着物買取】高額だった<ひな祭りの着物>が二束三文… これって妥当なの?

LIMO / 2024年3月3日 12時5分

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【着物買取】高額だった<ひな祭りの着物>が二束三文… これって妥当なの?

がっかりするほど安い値段で買取される理由

本来、ひな祭りは主役、家族問わず着物で楽しむ行事。子どもや孫のために、可愛い着物や被布を揃えたいものです。

しかし、着用の機会が少ないことから、リサイクルショップに売却する方も多いのではないでしょうか。着物の売却は、二束三文にしかならない場合がほとんどです。どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

そこで、本記事ではひな祭り用に購入した着物が二束三文になってしまう理由に着目。さまざまな角度から、着物の買取価格が安くなってしまう理由を紹介します。

ひな祭りに着物は定番

ひな祭りと着物の関係性

ひな祭りはもともとは、年齢・性別を関係なく邪気払いをする行事。主役の衣装は着物と赤い被布が定番。

出所:筆者作成

女の子の健やかな成長と幸せを願う「ひな祭り」。もともとは上巳の節句、桃の節句と呼ばれ、年齢・性別を関係なく邪気払いをする行事でした。ひな人形も、主役も、家族も着物を着てお祝いするのが、本来の楽しみ方です。

初節句では、主役の衣装は着物と赤い被布が定番です。可愛らしく仕立ててあげて、いい思い出を残してあげましょう。家族は主役を一層引き立てるコーディネートをしたいところ。控えめでも、華やかな準礼服でおしゃれに祝ってあげたいですね。

とはいえ、ひな祭りで用いるような着物は、いい値段がする上、管理が大変です。そのような背景から、レンタルを利用する方や、着物を着ないで楽しむ方も増えてきました。せっかく購入した着物を売却したいと感じている方も少なからずいるのが現実です。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

ひな祭りの着物が、二束三文でしか売れない「からくり」

ひな祭りの着物が二束三文で買取される理由

ひな祭りの着物は、着用できる場面が少ない、レンタルを利用する家庭が増えている、お祝い物は中古需要がないのが二束三文の理由。

出所:筆者作成

着物をリサイクルショップに売却したことがある方は、二束三文の金額にがっかりした経験があるのではないでしょうか。

ひな祭りで着用するような着物も同様に、購入額よりもずっと安い値段で買取されることがほとんどです。

ここでは、ひな祭り用の着物が二束三文でしか売れない理由を紹介します。

着用できる場面が少ない

華やかなデザインが多く、着用できる場面が限られています。加えて、着物は管理が大変難しく、桐箪笥がなければ収納場所に困ってしまいます。

一年に数えるほどしか着れないのであれば「購入しなくてもいい」と考える方も多いようです。

リサイクルショップ側も需要がないものを高額買取することは、難しいでしょう。

着物はしまいっぱなしというわけにもいかず、保管コストがかかります。商売として利益をあげるためには、仕方がないといえます。

レンタルを利用する家庭が増えている

一年に一度しか着ないのであれば、購入や管理にかかる手間や費用を考慮してレンタルで済ませてしまう方も多いようです。

成長するごとに子どもの好みが変わってきますから、毎年好きな着物を着せてあげられる点は、レンタルのメリットでしょう。

着物を購入する方が減ってきていることから、買取業者は在庫で持っておくメリットはありません。そのため、買取価格は控えめになってしまいます。

お祝いものは中古需要があまりない

ひな祭り、七五三などは、誕生日と同じくらい大切な行事。せっかくのお祝いごとですから、子ども、孫には、価値がある着物を着てもらいたいものです。

新しいものを着せたいご家庭が多いため、中古品の着物はあまり需要がありません。

そのため、中古品の着物を買取しても需要が低く、売れ残ってしまいます。適切な販路を確保できないことから、高額で買取するメリットがありません。

高額で買取される可能性がある「ひな祭り着物」の特徴

高額買取される可能性がある着物の特徴

素材が絹、古典柄、トレンド等であればひな祭りで用いるような着物でも高く売れる可能性がある

出所:筆者作成

安い金額で買取されやすい着物ですが、希少性が高い着物は高額で買取されています。ここでは、高額で買取される着物の特徴に触れていきます。

素材が絹である

織り上げるまでに大変手間がかかる天然の絹は、着物の中でも最高級の素材です。大量生産ができず、国内産の絹織物はほとんどなくなってしまいました。

とはいえ、絹製の着物は多く流通しており、絹だから高価だとは限りません。着物の織り上げ方によっては、職人の数が減少し、存在自体が大変貴重なものもあります。

古典柄、トレンド柄である

古典柄やトレンド柄は需要が高いため、高く買取される可能性があります。

古典柄は、縁起がいいとされるモチーフを表した柄です。古来から、魔除けの意味や成功を願う柄ですから、ひな祭りのようなお祝いごとでは重宝します。

あまりトレンドに左右されないことも強みでしょう。

着物を売る場合には、専門査定員がいる店舗へ

二束三文の理由まとめ

ひな祭りで使う着物はレンタル需要や着用頻度の少なさなどが、二束三文の買取につながっている

出所:筆者作成

ひな祭りの着物は買取が難しいジャンル。専門の査定員がいない店舗では二束三文になりやすいのが現実です。

不用になってしまった着物があれば、着物買取に特化した査定員が在籍する店舗に、買取依頼するようにしましょう。

着物専門の買取業者といっても、残念ながら「CMでは著名人を使っていたのに……」「査定員が写真を撮って、査定額を訊いているだけだった」「着物を見もしないで価格を決めた」など、知識がないことでがっかりするようなクチコミも多く見られます。

信用できる業者が見つかるといいですね。

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