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「フリーコンサル」で失敗する人の典型的な問題点 独立するメリット4つとデメリット4つを解説

東洋経済オンライン / 2023年12月20日 19時0分

独立する目的やビジョンが明確なのであれば、そこで改めて考えるべきなのが「フリーランスという働き方が本当に自分に向いているのか」です。

これまでお話ししてきた通り、同じコンサルタントという職業であっても、コンサルティングファーム所属とフリーランスとでは、働き方や必要になるスキルなど、異なる部分が多々あります。そのため、コンサルタントとしての優れたスキルがあっても、フリーランスに向いているとは限らないのです。

あなたは自分がフリーコンサルタントに向いていると思いますか? 向き・不向きをよく考えないまま独立して、「こんなはずじゃなかった」と感じる方も少なくありません。

まずは、フリーコンサルタントになると環境にどのような変化が起こるのか整理して、そのうえで改めて自分にとって「独立」がベストな選択なのかどうか検討してみてはいかがでしょうか。

次の項目から、フリーランスコンサルタントとして働くメリット・デメリットをまとめましたので、参考にしてください。

フリーコンサルのメリット

①案件を自分で選べる

会社員は基本的に仕事を選べません。コンサルタントファームも同じで、担当する案件は会社の方針によって決められます。

特にキャリア5年未満のコンサルタントは、IT系の案件を担当した後、M&Aの案件にアサインされ、次はオペレーション系の案件へ……などと、さまざまな領域の案件を転々と担当しなければならないことも多いでしょう。その中で、得意領域や、やりがいを感じる領域が見つかっても、希望する案件を担当できるとは限りません。

また、課題の解決策を提示するだけでなく、その実行まで伴走支援したくても、担当する案件や所属するユニット、プラクティスによっては難しく、「もっとクライアントとじっくり向き合いたい」という不満を持つコンサルタントも多くいます。

その点、フリーコンサルタントであれば、その領域の経験があることが前提にはなりますが、戦略系、IT系など分野や業界を絞って自分のスキルを発揮しやすい案件を選べます。

自分らしくクライアントと向き合える案件、報酬の高い案件など、さまざまな希望に沿った案件を探すことが可能です。反対に、興味のない案件ややりたくない案件を我慢してやる必要もなくなります。

②収入が増えるケースが多い

フリーコンサルタントになると、多くの場合年収アップが見込めます。

先にも述べた通り、一般的に、ファーム時代の1.2〜1.5倍くらいの年収を得ている人が多いようです。。

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