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「フリーコンサル」で失敗する人の典型的な問題点 独立するメリット4つとデメリット4つを解説

東洋経済オンライン / 2023年12月20日 19時0分

③自分で稼働を調整できる

フリーコンサルタントの魅力の1つは、自由な働き方です。稼働率や契約期間は案件によって異なるため、仕事の選び方で稼働率を自由に設定できます。

実際に、フリーコンサルタントの稼働率を50%に抑えて、残りの時間で自分の事業の業務を行う人や、1年のうち働く期間を限定して数カ月の休暇をとる人などがいます。育児や介護などの事情がある人も、クライアントの許可さえあれば、稼働時間を柔軟に調整できるため働きやすいでしょう。

稼働率が100%の場合は、一般的に、1日8時間×週5日が目安となりますが、残業や休日出勤も多いコンサルタントファーム時代と比較すれば、就業時間や作業量は少なくなります。

そのため、夜や休日は自分のために時間が使えますし、なかにはその時間を使って、起業の準備やほかの仕事と掛け持ちをする人もいます。

④好きな場所で働ける

フリーコンサルタントの場合、原則リモートワークの案件が多く、働く場所も自由に選べます。「週1回」「月1回」など定期的な対面でのミーティングが入ることもありますが、そのような条件に対応できれば、どこで働いてもOK。地方に住みながら、仕事をする事も可能です。

なかには、配偶者の海外転勤などが理由で、外国に住みながらフリーコンサルタントとして働いている人もいます。時差が小さく、チームとタイムラグのないやりとりが可能であれば、クライアントの許可を得て海外からのリモートワークもしやすいでしょう。

フリーコンサルのデメリット

①案件を獲得するのが大変

フリーコンサルタントが収入を得るには、案件を獲得するためのアクションが必要です。ファーム時代に築いた人脈を利用する場合は、自らセールスをしなければならないので、当然相当な労力がかかりますし、案件を紹介してくれる案件マッチングサービスを利用しても、ただ待っているだけでは仕事を獲得できません。

例えば、コンサルタントとしてのスキルをアピールするための書類を作成したり、面談の場で自分を売り込んだりといった営業活動が必要となります。いずれもファーム時代には必要のなかったアクションであるため、人によっては大きな負担を感じるでしょう。

②案件がない・稼働できないときの補償がない

フリーコンサルタントになったからといって、必ず案件を獲得できる保証はないので、継続的に仕事ができるかどうかは、その人次第です。また、会社員と違って病気やケガで働けなくなったとき、一般的に、公的保障は受けられません。

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