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「フリーコンサル」で失敗する人の典型的な問題点 独立するメリット4つとデメリット4つを解説

東洋経済オンライン / 2023年12月20日 19時0分

仕事がない時期は当然、コンサルタントとしての収入はなくなるため、フリーランスには常に、経済的に不安定になるリスクがつきまといます。特に受注できる案件の幅が狭い場合や、特定の顧客の案件に頼っている場合などは要注意です。

加えて、フリーランスは不景気や業績悪化の影響を受けやすく、エントリーできる案件が少なくなったり、継続していた仕事が突然なくなることも想定しておかなければなりません。

そのため「今後も仕事があるだろうか」「病気になったらどうしよう」といった不安による精神的負担を大きく感じる人もいるでしょう。

対策としては、病気やケガをしたとき減少した収入を補填できるフリーランス向け所得保障保険に加入する方法が考えられます。

③バックオフィス業務の負担がある

フリーランスにとって、入出金管理や決算業務、確定申告などのバックオフィス業務も仕事のうちです。税理士や事務員を雇う選択肢もありますが、その分支出が増えるため、多くのフリーコンサルタントは自分で行っています。コンサル業務に集中したい人や、帳簿作りが苦手な人などは、ストレスを感じる場面も多くなります。

ただし現在は、会計ソフトや税務処理のためのクラウドサービスなどが充実しているため、上手に活用すれば、業務負担はそれほど大きくならないでしょう。

④社会的信用度が低下する

収入が不安定になりやすいフリーランスは、会社員と比較すると社会的信用が低下する傾向があります。そのため、新たなローンが組めなくなったり、割高な金利設定になったりすることも少なくありません。

「マイホームが買えない」という話はよく聞きますし、一度、会社員に戻って家を購入し、またフリーランスに戻ったという方もいました。

また、収入の不安定さによる社会的信用の低下は、恋愛や結婚にも悪影響を及ぼす場合があります。特に男性の場合、「フリーランスは不安定だから、将来が不安で結婚相手として考えられない」という女性も少なくないため、独立が結婚の支障になる事も考えられます。

フリーランスに向いていない

独立を決める前には、以上のようなメリット・デメリットの両面を整理したところで、自分のスキルや性格、将来のビジョンなどと照らし合わせてみることをおすすめします。

フリーコンサルタントという働き方に向いているのか、将来の目標を叶える手段としてフリーコンサルタントという働き方がベストなのか、検討してみてください。

浴野 真志:株式会社Groovement 代表取締役

高倉 諒一:株式会社Groovement 取締役

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