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世界中の人々が最も後悔していることは何か? 私たちが感じる後悔の4つのカテゴリー

東洋経済オンライン / 2024年1月5日 17時0分

後悔しない人なんているのでしょうか(写真:polkadot/PIXTA)

人生において後悔していることがないという人は稀有ではないでしょうか。アメリカのベストセラー作家、ダニエル・ピンク氏は「大規模な調査によって、世界の人々が後悔していることが明らかになってきた」と言います。本稿は同氏の著作『THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める』から一部抜粋・再構成のうえ、人々が最も後悔することやその種類などについて解説します。

人生で最も後悔していることはなにか?

人々が何を後悔しているのかがまだ本当には理解できていないという問題意識に突き動かされて、私はそれを自分で明らかにしたいと考えた。そのために、私はある大手のソフトウェア・データ分析会社と協働し、その会社の委託を受けたいくつかの会社が調査対象者を集めた。これにより、これまでで最も規模が大きく、社会の幅広い層を代表させた調査が可能になった。

【図を見る】よくある後悔(人生の領域ごとの割合)

それが私たちの「アメリカ後悔プロジェクト」である。調査対象は4489人の成人。ジェンダー、年齢、人種、婚姻状態、居住地、所得、教育レベル別の構成は、アメリカの人口構成を反映させたものになっている。

この調査では、調査対象者に対して、人口動態上の属性に関わる7つの問いと、後悔に関する18の問いを投げかけた(詳しくはこちら「※英語表記」を参照)。その問いのひとつは次の問いだ。

後悔は人生の一部です。私たちは誰しも、もっと違う行動を取ればよかったとか、ある行動を取ればよかったとか、あんな行動は取らなければよかったと思うものです。あなた自身の人生を少し振り返ってみてください。そして、大きく後悔していることのひとつを選んで、それを2、3センテンスで説明してください。

すると、膨大な数の後悔が寄せられて、データベースに記録された。調査対象者たちには、みずからの後悔を8つのカテゴリー ―キャリア、家族(親、子ども、孫)、パートナー(配偶者、恋人)、教育、健康、お金、友人、その他─ に分類するよう求めた。

私たちは誰もが後悔をいだく

最も多かった後悔は、家族に関するものだった。22%近くの人がこのカテゴリーの後悔を挙げた。2番目に多かったのは、パートナー関連の19%。そのすぐあとに、教育、キャリア、お金の3分野が競り合っていた。健康と友人関係は下位だった。

これまでで最も規模が大きく、社会の幅広い層を代表させた調査により、明確な結論が見えてきた。

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