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避難所に「ペットと同伴」の必要性を改めて考える 同伴避難に取り組む地域もあるが、課題は多い

東洋経済オンライン / 2024年1月10日 11時0分

熊本地震では避難所に避難した犬もいました(写真:共同通信イメージリンク)

新しい年を迎えたばかりの1月1日、石川県で最大震度7を観測した能登半島地震が発生しました。避難を余儀なくされた人の中には、ペットを飼っている人も少なくありません。

【図で見る】犬猫保有者のマイクロチップ装着・情報登録の流れ。災害などで迷子になったペットを救うのにも役立つ

能登半島地震・ペット避難の状況

石川県内で支援活動を開始した認定NPO法人日本レスキュー協会「被災ペット支援に関する活動報告①」によると、羽咋市(はくいし)と中能登町では、ペットを連れて避難所に避難した飼い主に対し、適切にペットの世話ができるよう行政の避難所担当者、飼い主、日本レスキュー協会の3者で避難所のペット受け入れに関する調整が行われました。

(※外部配信先では「こちら」と表示したリンク先のサイトを閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

認定NPO法人日本レスキュー協会はこちら

避難した飼い主は「ペットはダメと言われると思っていた。一緒にいられるだけでも本当にありがたいです」と話していたそうです。

栃木県内にあるペット用品の買い取り・アウトレット商品の販売・動物愛護団体への支援などに取り組む「源吉商店」と「NPO法人東京キャットガーディアン」が共同開設した里親募集サイト「いつでも里親募集中」では、被災者に向けてペットの一時預かりの希望者を募っています。同時に被災地域周辺でペットの預かりが可能な人も募集し、マッチングを行うとしています。

認定NPO法人アニマルレフュージ関西、一般社団法人Think The Day、公益社団法人アニマル・ドネーションなど、ペットの一時預かりやその施設の紹介を行っている団体もあります。

また、アニコム損害保険株式会社のペットの防災に関するWEBサイト「どうぶつ防災図鑑」では、能登半島地震で迷子になったペットの捜索のお手伝いを行っています。ペットと共に車中泊避難するときの注意点なども掲載されています。

「いつでも里親募集中」はこちら
認定NPO法人アニマルレフュージ関西はこちら
一般社団法人Think The Dayはこちら
公益社団法人アニマル・ドネーションはこちら
どうぶつ防災図鑑はこちら

ペットと避難所に入れない、家に置いてきたけど世話が難しい、ペットの行方がわからないなど、困難な状況を少しでも改善できるよう、前述した団体に相談してみるのも1つの方法です。このような民間の活動はペットと共に被災した飼い主にとって大きな助けとなるでしょう。

「同行避難」「同伴避難」の違い

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