1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

松本人志「性加害騒動と活動休止」混沌招く5大論点 「まつもtoなかい」「ガキ使」などもどうなる?

東洋経済オンライン / 2024年1月12日 11時30分

連絡の取れる8人のテレビマンに話を聞いたところ、「本当にどうなるかわからない」「できれば帰ってきてほしい」「いなくなったものと思わなければいけないかもしれない」「代役を立てるのか、番組を終了させるか、できれば他局の対応も見て決めたい」などと、はっきりとした答えは返ってきませんでした。

この点は、松本さんやダウンタウンの名前が入った番組名なのか。松本さんがどれくらいの役割を果たしていたのかなどの違いがあるため、各局各番組の個別対応になるでしょう。ただ、「水曜日のダウンタウン」(TBS系)や「探偵!ナイトスクープ」(ABC・テレビ朝日系)などの人気番組や、「キングオブコント」(TBS系)や「M-1グランプリ」(ABC・テレビ朝日系)などの人気賞レースが消滅する可能性は極めて低いとみられています。その理由は、テレビ局としてもビジネスとして続けたいうえに、松本さんとしても自分のせいでやめさせるわけにはいかないからです。

これまでバラエティは、ビートたけしさんが休養したときも、島田紳助さんが電撃引退したときも、続行させる番組があれば、「この機会に」と終了させる番組もあるなど、不在の影響を限定的なものに留めてきた過去があります。松本さんがいなければ各番組のムードが変わるのは間違いないものの、それでも多数の番組が終了したり視聴率が激減するなど総崩れとなることまでは考えにくいのではないでしょうか。

松本さんの活動休止でテレビマンが最も恐れているのは、このきっかけで松本さんがテレビからフェードアウトしてしまうこと。実際、業界内では、「近年、何度も引退をほのめかしていただけに、裁判の結果にかかわらず『もうええわ』と一線から退いてしまっても不思議ではない」という声が挙がっています。

さらに「お笑いがやりたい」としても、スポンサーなどのしがらみが活動休止の遠因となったテレビより、自由度の高い動画配信サービスやYouTubeなどに主戦場を移す可能性も考えられるでしょう。「後輩芸人たちにチャンスを与える」という意味でも松本さんがこれまでとは異なる道を選ぶ可能性は十分ありえるだけに、テレビマンたちは余計、番組の続行や代役の有無に神経を尖らせているようなのです。

木村 隆志:コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください