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ホンダSUV「WR-V」と「ヴェゼル」にある決定的な差 サイズ感の近いコンパクトSUVだが狙いが違う

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 12時10分

ちなみに、ヴェゼルのハイブリッド車は、エントリーモデルの「e:HEV X」、中級グレードの「e:HEV Z」、最上級の「e:HEVプレイ」を用意。駆動方式は、e:HEVプレイを除く全車に、2WD(FF)と4WDを設定している。

外観・ボディサイズ

WR-Vの車体サイズは、全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mm。一方、ヴェゼル・ガソリン車は、全長4330mm×全幅1790mm×全高1580mm。両モデルは、ほぼ同じようなボディサイズだが、全長ではヴェゼルのほうが5mmほど長く、全高はWR-Vのほうが70mm高い。そして、こうした車体サイズからも、クーペのような流麗で都会的シルエットのヴェゼル、オフロード4WD車のようなタフで分厚いボディのWR-Vという、両モデルが持つ外観デザインの特徴がよくわかる。

ちなみに、WR-Vの最低地上高は195mmで、ヴェゼル・ガソリン車の170~185mmと比べると、やや高い設定だ。ホンダの開発者によると、「豪雨が多いインドの天候に対応し、道路がある程度の冠水状態であっても、クルマの室内へ浸水しにくくすることも考慮したため」だという。WR-Vが、かなりオフロード4WD車に近いスタイルを持つことには、こうした背景も挙げられる。浸水被害に関しては、近年の日本でもひとごとではない。線状降水帯などで道路が冠水する災害が頻繁に起きているからだ。日本のユーザーにとっても、その意味で、より安心感を持てるのは車高が高いWR-Vのほうかもしれない。

フロントグリルのデザインも、両モデルではそれぞれ個性が違う。ヴェゼルには、フィンが連続するような形状のフロントグリルを採用。近年、ホンダ車の多くに採用されているグリルレス風のすっきりとした顔立ちだ。

一方、WR-Vのフロントグリルは、より大型でインパクト感も満点。昔ながらのSUVらしいフェイスデザインを演出する。とくに最上級グレードのZ+には、ベルリナブラック・カラーのフロントグリルを採用。また、シャープシルバー塗装が施されたルーフレールガーニッシュやドアロアーガーニッシュ、クロームメッキのアウタードアハンドルなども装備することで、より高級感も演出している。

両モデルのヘッドライトは、いずれもLEDタイプを採用するほか、昼間に点灯することで自車の存在を周囲に知らせるDRL(デイタイム・ランニングランプ)付きとなる。また、ヴェゼルのG、WR-VのZやZ+にはLEDフォグライトも装備する。

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