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ホンダSUV「WR-V」と「ヴェゼル」にある決定的な差 サイズ感の近いコンパクトSUVだが狙いが違う

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 12時10分

両モデルの運転席は、水平基調のインストルメントパネルなどにより、どちらも広く開放感ある視界を確保する。とくにWR-Vでは、よりアイポイントが高く、フロントフードの先端などが見やすいため、細い路地などでの安心感も高い。なお、最小回転半径はWR-Vが5.2mで、ヴェゼルのガソリン車では5.3m(e:HEV車は5.3~5.5m)。小まわりのしやすさでは、両車ともにほぼ同水準と言える。

メーターは、WR-Vが7インチTFT液晶のマルチインフォメーションディスプレイ、アナログ式の速度計を組み合わせた方式を採用する。左側にあるマルチインフォメーションディスプレイには、アナログ風の回転計を配置。その内側では、平均車速や運転の経過時間、航続可能距離、安全運転支援システムの作動状況など、多様な情報を表示する。

一方、ヴェゼルのメーターは、ガソリン車の場合、右に速度計、左に回転計を配した2眼式のアナログメーターを採用。マルチインフォメーションディスプレイは、それらの間に4.2インチタイプを装備する。こちらも多様な情報を表示できるが、例えば、安全運転支援システムの作動状況などが一目でわかりやすいのは、よりサイズが大きいWR-Vのほうだろう。

ヴェゼルも、e:HEV車には7インチのマルチインフォメーションディスプレイを採用するため、見やすさはほぼ同じだが、ガソリン車での比較では、より新しいWR-Vのほうに軍配が上がる。なお、ヴェゼルのガソリン車でも、オプションの「ホンダコネクト・ディスプレー+ETC2.0車載器」を装着した場合、ディスプレーサイズが4.2インチから7インチとなる。

ちなみに、ホンダコネクトとは、独自の有料コネクティッドサービスだ。料金は契約により異なるが、基本パックの場合、初回申込から12カ月間は無料。その後は月額550円(税込み)となる。この契約だけでも、施錠し忘れたドアの施錠や、エアコンのオン・オフなどをスマートフォンで遠隔操作することなどが可能だ。

その点は、WR-Vでも同様だが、ヴェゼルには可能な「ホンダ・デジタルキー」の設定はWR-Vにない。スマートフォンでクルマのドアロックだけでなく、ロックの解除やエンジン始動まで、遠隔でキーレス操作ができる機能だ。なお、この機能は、月額330円(税込み)の追加オプション(初回申込から12カ月間は無料)だが、愛車をより便利な仕様にできるという点では、ややヴェゼルのほうが上かもしれない。

室内:後席荷室

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