1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

東京オートサロン、国内メーカー注目モデル総括 コンセプトモデルから市販予定車まで一挙紹介

東洋経済オンライン / 2024年1月20日 11時30分

なお、今回実施されたトヨタ・ガズーレーシングのプレスカンファレンスも、担当したのは豊田氏だ。通常は、展示車両やブースコンセプトなどを紹介するのが一般的。だが、豊田氏は、「モリゾウから新年のご挨拶」と題し、クルマ好きに向けた自らの熱い想いなどを語った。とくに興味深かったのは、トヨタが、エンジン開発の新規プロジェクトを立ち上げたと発表したことだ。現在、カーボンニュートラル実現に向けた方策として、世界的にクルマのBEV化が進んでいる。だが、果たしてBEV一辺倒でいいのか。100年以上の歴史を持つ内燃機関、エンジンにも「まだまだ役割がある」と豊田氏は語る。

トヨタは、ここ数年、水素を燃料とする車両でレースに出場するなど、従来のエンジン技術を活かしたカーボンニュートラル車の開発にも積極的だ。こうしたアクションも、豊田氏のコメントを裏づける。「動力は何でもいい。真実はいつもひとつ。敵は炭素ということだけ」と語る豊田氏。

BEVはもちろん必要だが、それ以外の選択肢も選べる未来を、クルマが好きな仲間たちと築きたい。豊田氏のこうした想いが、今後のクルマ社会にどんな変革をもたらし、これからどんなクルマが生まれてくるのか。「もう一人のクルマ好き」である筆者にとっても、非常に興味深い。

平塚 直樹:ライター&エディター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください