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東京オートサロン、国内メーカー注目モデル総括 コンセプトモデルから市販予定車まで一挙紹介

東洋経済オンライン / 2024年1月20日 11時30分

スズキは、ほかにも2023年11月に発売された軽スーパーハイトワゴンの新型「スペーシア」をベースに、親子でキャンプを楽しめる仕様とした「スペーシア パパボクキッチン」も展示した。車体にはアースカラーを採用し、自然に溶け込む雰囲気を演出。

荷室には、引き出し式で外に取り出すことのできるキッチンも装備し、キャンプ飯などを楽しめる工夫も施している。装備的には必要最低限だが、父と小さな子どもがアウトドアを存分に楽しめる軽キャンパー的な使い方には最適。今回は、参考出品だが、ぜひとも市販化を検討してほしい1台だった。

日産は災害支援車両を出展

日産自動車(以下、日産)は、緊急・災害時の防災拠点として使える支援車両「ディザスター サポート モバイル-Hub」を参考出品。商用ワンボックスの「キャラバン」をベースに、ガードバンパーやオフロード用タイヤなどを装備し、ハードな悪路走行にも対応。

車体サイドには、2023年9月に発売した「ポータブルバッテリー from LEAF」を複数台搭載する。BEVモデル「リーフ」用のリサイクルバッテリーを使った携帯用電源を使い、例えば、被災者がスマートフォンなどの充電に使うことなどを想定する。また、荷室には、救護用ベッドも装備するほか、車体後方には着替えができる個室などに使える多目的ルームも設置可能。2024年元日に能登半島地震が起こった直後だけに、こちらの車両も大きな注目を集めていた。

日産は、ほかにも「エクストレイル クローラー コンセプト」を展示。悪路でも高い走破性を持つSUVモデルの「エクストレイル」をベースに、オフロードテイストをさらに高めたコンセプトカーだ。傾斜がきつく険しい地形をクルマで走破する競技、「ロッククローリング」の世界観を表現したというのがこのモデル。専用のフロントバンパーやヘッドライトまわりには、傷がつきにくく、ザラついた表面となるチッピング塗装も施す。

また、ルーフキャリアには9基のフォグランプも装備し、霧や雨天、吹雪など、悪天候時の視界が悪い状況にも対応する。さらに、車高をリフトアップしているほか、悪路に強いブロックパターンのタイヤなども採用することで、ハードな悪路走行にも対応した仕様となっている。まさに「タフギア」という言葉がぴったり。ワイルドなテイストが満点の参考出品車だ。

ホンダのブースでは、2024年3月22日に発売予定の新型コンパクトSUV「WR-V(ダブリューアールブイ)」をカスタマイズした、「WR-Vフィールド エクスプローラー コンセプト」が展示された。WR-V用の純正アクセサリーをベースに、さらに本格的SUVらしさを表現したのがこの仕様だ。

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