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ホンダ「N-BOX」新旧比較、価格アップが懸念材料 2代目と新型となる3代目、意外と類似点も多い

東洋経済オンライン / 2024年1月26日 11時55分

ホンダによれば、「助手席スーパースライドシート仕様はさほどニーズがなかった」こともあり、設定をなくし、その代わりに全タイプのグローブボックス容量を拡大したという。なお、先代モデルには、運転席側のステアリング奧にボックスティッシュなどが収納できるアッパーボックスがあったが、新型では、その位置にメーターパネルが移設されたことで、設定がなくなっている。

収納関連では、ほかにも後席の左右壁にあったドリンクホルダーを、大型のサイドポケットに変更。ボックスティッシュや子どものオモチャなど、より多様な荷物を収納できるようになっている。

便利機能の変更点

今や軽スーパーハイトワゴンで必須ともいえる装備が、左右の電動スライドドア。小さな子どもや高齢者の乗り降りをサポートするほか、荷物を抱えたまま開閉する際に便利な機能で、今や多くのモデルで採用している。もちろん、新型N-BOXも先代と同様に搭載。ドアノブの操作だけでなく、運転席のスイッチやスマートキーを使って自動開閉できる点も2代目と同様だ。

新型では、さらに予約ロック機能も追加している。先代モデルでも、ドアノブを引くだけで電動スライドドアは閉まるが、ロックはドアが閉まるまで待つ必要があった。一方、新型では、スマートキーを携帯していれば、前席ドアのノブにあるロック開閉用ボタンを押すだけだ。空いている電動スライドドアが自動で閉まりロックも行い、左右のドアミラーも格納する。停車後に操作すれば、すぐにクルマから離れることができるため、より利便性が向上しているといえる。

また、新型は、コネクティッドサービスの「ホンダコネクト」にも対応しており、スマートフォンを使った遠隔操作が可能だ。エンジン始動やエアコンの設定などに加え、電動スライドドアの操作も可能となっている。

新型に採用されたスライドドア関連の追加装備としては、「らくらくグリップ」も挙げられる。これは、スライドドア開口部にある室内側の壁に凹みをつくり、グリップのような形状にしたもので、小さい子どもや高齢者がつかみやすい高さやデザインを採用。より幅広いユーザーに対し、後席への乗り降りしやすい工夫もなされている。

さらに新型モデルでは、荷室のアップデートも実施。新旧N-BOXは、先述したセンタータンクレイアウトにより、低床であることも特徴だ。これにより、テールゲートを開けたときの開口部床面と地面との距離が47cmと低くなり、開口高も120.5cmと高くなる効果を生んでいる。

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