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佐久間宣行語る「異色コント番組」DMMと組む狙い 企画のためにつねにアンテナ、ChatGPTの活用も

東洋経済オンライン / 2024年1月26日 12時15分

とにかく同じことをやりたくなかったので、「インシデンツ」のよさは取っておくけど、今回は構成じゃないものにしようというところから組み立てていきましたね。

だからおそらくシーズン1よりはPRしやすいと思うんです。今回は構成じゃなく、ストーリーで裏切ってく感じの内容になっているので。

地上波でできない内容のコントをやりたい

――シーズン1はひとつの物語が軸としてありながらも、その中にいろいろなコントがちりばめられた、ごった煮のような内容でしたが、シーズン2はひとつひとつのコントが有機的につながっているような統一感を感じたのですが。

そうですね。前回のコントは劇中劇だったんで、雑多なものをつくること自体に意味があったのですが、今回のコントは全編、有機的につながっていきます。

6話の求心力があるストーリーを作りたいというところもありました。DMMさんでやらせてもらえるんだったら、とにかくほかでできないものをつくりたかったということですね。

地上波でできないような内容のコントをしっかりとやりたい。(脚本の)オークラさんとは、めちゃくちゃ面白い単独ライブみたいな感じにしたいというような方向性で話をしたという感じですね。

――DMM TVとのやりとりはどのような感じだったのでしょうか? この企画も地上波ほどの制約がない、DMM TVだからこそ成立したというのはあると思うのですが。

それはありますね、DMMさんはかなり自由にやらせてくれました。少なくとも表現に関して言われたことはほとんどないです。

もちろん台本も送っているし、オフライン(仮編集)を観てもらって意見をもらったりもしましたし。そこで(初週で3話まで配信されることから)3話の部分のお尻に、もうちょっと次の話までの引きを作りましょうかみたいな、そんなやり取りは多少しています。

――ちなみにSMILE-UP.(旧ジャニーズ)の問題や、「#MeToo」運動といったコンプライアンス意識の高まりや、ネットの発展によりテレビ離れを公言する人が増加するなど、ここ数年、テレビ業界をとりまく状況が変わってきています。佐久間さん自身はその変化をどう感じていらっしゃいますか?

ぶっちゃけ僕は芸能界の人たちとの付き合いがないんで、芸能プロダクションとタレントのことに関してはよくわからないのですが、日本の中だけに収まるコンテンツをつくっていくことのバリューが減っているのは感じています。

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