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2浪東大「恋愛こじらせた」彼女を変えた親の一言 現役でも東大は狙える実力だったものの…

東洋経済オンライン / 2024年1月28日 7時40分

現役でも東大狙える学力だったTさん。なぜ浪人したのでしょうか(写真: masaya / PIXTA)

浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。

今回は、名門私立女子高から現役で名門女子大学に合格したものの、大学2年生のときに仮面浪人を決意し、2浪の年齢で東京大学文科I類に合格。現在は東京大学法学部4年生のTさんにお話を伺いました。

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大学2年の時に「この世から消えようと思った」

今回お話をお聞きしたTさんは、名門進学校から、現役で名門女子大学に進学した優秀な方です。

【写真】東大を目指したTさん。写真は2024年の大学入学共通テスト前の東大

傍から見れば、順風満帆な学生生活に思えるかもしれませんが、大学2年生になってから「この世から消えようかと思った」ほどのつらい思いを経験し、東大を目指して仮面浪人をする決意をします。

どうして現役で名門女子大に在学しながら、リスクを取って、2浪の年齢で仮面浪人を決断しなければならなかったのか。

その背景には、彼女が高校時代から交際を続けていた彼氏との関係がありました。今回は、彼女の人生を変えた浪人生活を深掘っていきます。

Tさんは神奈川県川崎市に生まれ育ちました。父親は会社員、母親は専業主婦でどちらも大学は出ていたのですが、教育を熱心にするタイプではなかったと語ります。

「地元の公立小学校に通っていたときは、活発でよく授業で手をあげる子どもでした。成績は中学受験をする人に勝てずに上の下くらいだったので、自分の実力を知りたくて『私も受験をしたい』と親に伝えていたのですが、お金がかかるから難しい、ととめられた記憶があります」

そのまま公立中学校に進学した彼女は、さらに成績を上げて、120人いる同級生の中でも10番以内に入る成績をキープするようになります。

「週6~7であるバレー部がとても忙しかったので、授業時間内に内容を理解できるようにしていました。先生が説明したことを授業の時間内に頭の中でまとめて、その後で人に説明できるようにしようと思いながらやっていたのがよかったのだと思います。理科の先生に試験の勉強方法について質問したら、『お前は教科書を読むだけで95点取れる生徒だから(今のままで大丈夫)』と言っていただけたのを覚えています」

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