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学生に「AIを積極的に使おう」と促す切実な理由 9割の学生がChatGPTを使っていなかった

東洋経済オンライン / 2024年1月29日 11時30分

2023年6月時点でも、「美術家・デザイナー」の有効求人倍率は0.17倍ほどで、5人に1人くらいしか職を得られない狭き門ですが、この倍率は今後ますます低くなるはずです。そうすると、確固たる作家性のある一流のクリエイターしか、本業で食べていけなくなるでしょう。

中国のゲーム業界ではすでに、画像生成AIによってイラストレーターの仕事が奪われています。これまで1週間かけて人が書いていたイラストを、AIならば数秒で生成してしまうからです。代わりに人間のイラストレーターは、AIが作った画像の微修正を担当させられ、仕事量も報酬も激減しています。

アメリカでは、コピーライターやカウンセラーが生成AIによって職を失い始めています。ChatGPTを使った映画の脚本作りも試みられており、ハリウッドでは脚本家などによる大規模ストライキが起きていました。これから多くの職業で雇用が脅かされるようになるでしょう。

井上 智洋:駒澤大学経済学部准教授

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