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「成婚できない」男女3人にみる"残念すぎる婚活" 「時間をムダにせず結婚する方法」を仲人が助言

東洋経済オンライン / 2024年2月1日 12時10分

婚活がうまくいかない理由は何か。仲人である筆者が考えていきます(写真:buritora/PIXTA)

年末年始に帰省して、幼なじみや学生時代の既婚した友だちに会ったり、家族写真付きの年賀状を見たり、兄弟姉妹の姪や甥に会ったりして、「今年こそ、結婚したい」「家庭を築きたい」と思った人も多いのではないだろうか。

仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「婚活で時間をムダにせずに結婚する方法」を、仲人の目線からアドバイスしたい。

「マイルール人間」のるりこ

何年婚活をしても、なかなか結婚が決まらない人には、特徴がある。

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「私は、高い理想を掲げているわけではない」というのだが、相手の条件の理想は高くなくても、自分の中で確固としたルールがあり、相手を見る目が非常に厳しいのだ。

るりこ(39歳、仮名)は、36歳の時からアプリで婚活をしてきた。筆者の結婚相談所での婚活は、1年になる。婚活歴でいうと約4年。1年前に面談に来たときに、こんなことを言っていた。

「私は、結婚しても仕事は続けたい。だから、男性に高年収を求めているわけではありません。私と同じくらいでいい。見た目も普通でいいんです。清潔感があって、パートナーを思いやれる優しさがあれば十分です」

男性に高年収や見た目の良さを求める女性が多いなか、そこにはこだわらないというのだから、お見合いもさぞ組めるだろうと思っていた。しかし、結婚相談所のサイトに登録をしてみると、申し込みをかけてくる男性をなかなか受けようとはしなかった。

そこで、筆者はこんなアドバイスをした。

「まずは、どんどんお見合いしてください。リアルにお会いして話してみないと、お相手の人となりは、わかりませんから」

すると、るりこが言った。

「いいなと思った方は、実家暮らしが多くて。アプリで活動してきたときに、実家暮らしの男性は食事や洗濯や部屋の掃除を親任せにしている人が多かった。母親に何でもやってもらっている男性は、結婚したら私のことを母親代わりにすると思うんです」

男性のPR文章に、「家事や育児は分担します」と書かれていたとしても、「そう書いているだけ」とつれなかった。

ならば、来る申し込みを待つのではなく、どんどん申し込みをかけてみるように勧めてみた。こうして、この1年のうちにいくつかのお見合いをしてきたのだが、1つも成婚まで進展はしなかった。

同じ価値観を持つ人はいない

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