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「成婚できない」男女3人にみる"残念すぎる婚活" 「時間をムダにせず結婚する方法」を仲人が助言

東洋経済オンライン / 2024年2月1日 12時10分

そして、1回目のデートでは良くも悪くもなかったので、「もう1回会ってみようか」と、2回目のデートをする。そこで、良くも悪くもないという感想だと、もう次に会おうという気持ちにはならない。

また先述したが、3回の壁を越えるのに時間をかけてはいけない。

お見合いから最低でも1週間後には、ファーストデートをする。できればウィークデーの真ん中の水曜日か木曜日、会社終わりに軽く夕食を食べ、週末にまたデートができるようなカップルは、もうそこで3回の壁を達成しているので、成婚まで進んでいく確率も高い。

ひろし(45歳、仮名)は、さとえ(35歳、仮名)とお見合いの後に、仮交際に入った。結婚後に子どもを望んでいたひろしにとって、35歳のさとえは、なんとしても仮交際から真剣交際、そして成婚へと進めたい相手だった。

ところが交際に入ったものの、次のデートがなかなか決まらなかった。ひろしが、週末のデートを誘っても「今週末は、地方に住んでいる叔母の家に行く用事がある」、次の週末は「土曜日は母の付き添いで病院に行く」、次の週末は「友達との約束がある」などと言って、お見合いから3週連続で、週末に予定が入っていた。

ファーストデートができたのは、お見合いから1カ月後だった。そして、そのデートの別れ際に、ひろしは「来週もお会いしませんか?」と誘ったのだが、「予定がある」と断られ、次に会えたのが、ファーストデートからまた1カ月後だった。

お見合いから2カ月経っても…

結局、お見合いをしてから、2カ月以上が経ったのに、デートができたのはたったの2回。

ひろしは、筆者に言った。

「予定が入っているというのは口実で、別のお見合いをしているから、週末は忙しいのではないでしょうか?」

さとえは、もしかしたらひろしの言う通り、別のお見合いをしていたのかもしれない。

「どちらにしろ、会うペースが1カ月に1回のお相手とは、結婚まで進展しませんよ。交際終了にしたほうがいいのではないですか?」

筆者はこう言ったのだが、ひろしには未練があった。

「私は今さとえさんとしかお付き合いしていないし、これを断ったら誰もお付き合いする人がいなくなってしまう。それに、35歳の女性とお付き合いできるのは、滅多にないこと。子どもが欲しいと思っている私にとっては貴重なお相手です。先方からお断りが来るまでは、このまま交際していたいです」

確かに相手が断ってこないのだから、可能性はゼロではない。しかし、このように超スローテンポで交際をしているカップルが、成婚に至った例をこれまで見たことがない。

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