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「成婚できない」男女3人にみる"残念すぎる婚活" 「時間をムダにせず結婚する方法」を仲人が助言

東洋経済オンライン / 2024年2月1日 12時10分

相手が断ってこないことにすがって、形だけの交際を続けていると、そこには後ろ髪を引かれる思いがあり、次の行動を起こそうとする気持ちにストップがかかる。ひいては、時間が無駄になるだけなのだ。

お見合いから交際に入った時に、メールやLINEをしても返信が遅い相手、会うのが1カ月に1回程度というような動きの鈍い相手は、こちらから見切りをつけて、次の交際に進んだほうがいい。

結局、3回目のデートができないままにまた1カ月が過ぎた。

そして、さとえの相談室から「お付き合いさせていただいておりましたが、結婚に対する価値観が違ったようです」という連絡が来て、この交際は終了となった。

3カ月間のうちに会えたのが2回では、結婚への価値観をすり合わせる十分な話し合いはできなかったと思うのだが……。

結婚相談所の場合、お見合いの後に入るのが、仮交際(プレ交際)。この期間はほかのお見合いをしてもよいし、何人と仮交際をしてもよい。そこから、“この相手となら、真剣に結婚に進んでいける”と思った人が現れたら、1対1の真剣交際に入る。

これを「結婚相談所では、二股三股交際を奨励しているのか。けしからん」という人もいるのだが、婚活での出会いと生活圏内で出会った自然な出会いとは、出会いの性質が違うので、このルールがある。

自然な出会いは、お互いの人柄を知ってから、恋人として付き合うようになる。婚活の場合は、プロフィールを交換して1時間程度のお見合いをして仮交際をスタートさせるので、相手の人柄を十分にわかっていない。仮交際は、相手の人柄を見極める期間なのだ。

なので、多人数と付き合えるし、また新しいお見合いができる。それだけに同一線上に並んだライバルが複数いるということになる。

「受け身のまま」な、けい

けい(50歳、仮名)は、大学時代から付き合っていた2つ年上のあきら(仮名)と卒業後にすぐに結婚した。

インカレで知り合った2人だったが、女子大に通うけいはスタイルのいい美人、有名私大に通うあきらは背が高くハンサムだったので、サークル内では美男美女のカップルだといわれていた。

けいは結婚後、20代で男の子を出産した。けいが子育てに追われている中で、モテるあきらはたびたび浮気を繰り返し、それがバレるたびに大げんかになっていたようだ。そして、息子が大学1年になった時に離婚をし、夫婦は別々の人生を歩むこととなった。

入会面談にやってきたけいが言った。

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