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「どうせ社会は変えられない」諦めている人の盲点 田内学×近内悠太「お金と贈与」トーク【後編】

東洋経済オンライン / 2024年2月3日 11時30分

本の中で、お金を使う行動が社会を決めているって話と同時に、ポリティカルな投票行動も大事ですよって話をしています。

「社会」っていうと、とてつもなく広くて国レベルの話って思うかもしれないけれど、そうじゃないんです。1人で国全体を変えることはできないけれど、身近な人たちと助け合うことで、社会がよい方向に進むと信じています。

近内:身近な人同士のケアが大事。そこであなたはまず何から始めるのか、ってことが求められますよね。

田内:最後にもうひとつ。お金はあくまで道具なので、社会を変えるためには、幸せになれるお金の使い方の教育が必要なんです。

今はお金の教育=投資教育になっていますが、「投資する側」の教育なんですよね。自分は投資をして誰かに課題を解決してもらおうとしているだけ。

他力本願な子どもたちばかり育てるって危機的な状況ですよ。「投資される側」を育てなくてどうするのって思っちゃいます。「僕が、私が課題を解決するから、投資をしてくれよ」と思う子どもたちを育てないと日本はよくなりません。

日本の社会を変えるために必要な考えだと思って本を書いたので、まずは親世代に手に取ってもらって、子どもと一緒に考えてもらいたいですね。

(構成:川口玲菜)

田内 学:元ゴールドマン・サックス トレーダー

近内 悠太:教育者、哲学研究者

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