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長期で日本株が上昇する「ストーリー」はあるのか 「短中期」では日本株ブームは終わった可能性

東洋経済オンライン / 2024年2月10日 8時30分

私が昔肩入れしていた早田牧場が「打倒社台」のために作り上げた天栄の施設は、同施設の代表だった早田光一郎氏破産により、社台グループの手に渡り、ノーザンファーム天栄となって、皮肉なことにノーザン躍進の最大の武器となった。

それはともかく、外厩をうまく使える馬主が有利な状況になってしまっており、JRAの調教師は、社台の指示に従うことで、彼らから有力馬を預けてもらい、出走直前だけ一時的に馬を預かるような形になってしまっている(もちろん、社台が有力馬を預けるのだから、優秀な調教師の先生方なのだが)。

これでは、調教師は力の発揮のしようがないし(限定的だし)、長期的な日本競馬界の調教レベルの向上にはベストとは言えない、もっと自由に、調教師同士が競争を行い、誰もが自由に(現在は出走前の10日間はJRAの厩舎に入厩しなければいけない)外厩を使えるようにし、本当に強い競走馬、レベルの高い調教師が育つ世界最高の競馬界をさらに発展させなければならない。長くなったので、具体案はまた次回に。

さて、注目の共同通信杯(11日に東京競馬場で行われる3歳馬限定のクラシックトライアルレース。芝コース、距離1800メートル、G3)は、ノーザンファーム生産で矢作芳人厩舎のミスタージーティー。社台ファーム生産のジャンタルマンタルが強敵だが、昨年末のホープフルステークス(G1)での鬱憤を晴らしてほしい。単勝。

*次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は2月17日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)。

小幡 績:慶應義塾大学大学院教授

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