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「パワハラ上司」巧妙な3大"陰湿攻撃"と回避法 「悪くない部下」をじわじわと追い込む蟻地獄

東洋経済オンライン / 2024年2月19日 11時20分

自分の上司が「陰湿かどうか」の判断をするために学んでいきましょう。

絶対NG! 陰湿上司がやりがちな3大攻撃

【陰湿攻撃①】「1つのミス」を「100の火力」で責める

仕事をしていたらミスをしてしまうことは誰にでもあります。

もちろんないに越したことはありませんが、ミスをしたこと自体は悪いことではなく、「そのミスをどう取り返していくか?」でビジネスパーソンの真価が問われるものです。

一方で、その1つのミスにつけ込んでネチネチとフィードバックにしてくる上司には注意です。

フィードバックという指摘を伝える場から、ネチネチと日頃の怒りを伝える場になっている可能性があります。

ひとつの見極めポイントはフィードバックをする時間です。

10分以上のフィードバックには注意

10分以上、フィードバックをしてくる上司は怒りに感情を任せている可能性があります。

具体的には「お前って前からさあ……」「今回、全力出してないよね」などのそのミス以外の過去のミスや人格批判などをしてきたら、要注意です。

こちら側へ異常に質問を投げかけてくる陰湿上司にも注意しましょう。

弱みを引き出すように質問してくる上司に注意

【陰湿攻撃②】「答え」を誘導して責める

「なぜ、今回結果が出なかったか、わかる?」「自分で全力を出してやったと実感してる?」など、部下の言うことを聞く姿勢を見せつつも、基本的には自分の欲しい回答を言ってくれるのを待っているだけです。

昨今ビジネス界でも「ビジネスコーチング」や「傾聴力」などが話題ですが、このタイプはこれらの領域を表層的に軽くかじっている場合が多いです。

私はこのような陰湿上司の動きを、「誘導コーチング」「誘導傾聴力」と呼んでいます。

本来のコーチングや傾聴力とは真逆の行いをしているのにそれに気づいていないことが多く、かなり厄介です。

ひとつの見極めポイントとしては、下記のように想定とは違う返しやあえてとんちんかんなことをぶつけてみることです。

上司:「なぜ、今回結果出なかったかわかる?(攻める理由・弱点を引き出したい)」
回答例:「そこなんです。私も、本当に理由が知りたいです」

上司:「全力出してやったと思っているの?(「いいえ」を引き出したい)」
回答例:「全力かはわかりませんが、気づいたら朝になっているほど集中していました」

無理に自分の意見や自分のロジックへ修正しようとしたら「クロ」ですので、注意して距離を置きましょう。

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