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「パワハラ上司」巧妙な3大"陰湿攻撃"と回避法 「悪くない部下」をじわじわと追い込む蟻地獄

東洋経済オンライン / 2024年2月19日 11時20分


Aさんはイライラしている様子でしたが、完全に無視し続けてみました。
なぜならば、私にも「Aさんを嫌う権利がある」からです。

すると、2段階目の変化が訪れました。

今までこちらの様子を窺うことは一度もなかったのですが、Aさんから「機嫌が悪いのか?」「何かした?」というような私への気遣いの言葉が増えるようになりました。

その後、月日が経ち……、実はAさんとは今でも非常に仲の良いビジネスパートナーとなっています。

という噓臭い話にはならず、雑談をする程度には回復しましたが、
完全に疎遠です。

人間関係なんてそんなものです。

そんな陰湿な人にあなたの重要な人生を使う意味も必要もありません。

自分が大切だと思う人、つまり大切な人を大切にしてください。

そうすれば、職場での人間関係の憂鬱が軽減され、圧倒的に心が軽くなることは間違いありません。

もちろん、自分から相手を雑に扱う必要はありません。相手からされた場合とご認識ください。

もし今あなたが、悪意を感じ「あの人と関わるのがつらい……」と思われているのであれば、まずは休息をとりリラックスしてください。

とはいえ、いろんな事情ですぐに逃げることや休むことは難しいという場合もあると思います。

そんなときに「自分をどう守っていくのか?」のおすすめ対応策についても学んでいきましょう。

感情の言語化ができると、つらさが減る

「自分をどう守っていくのか?」のおすすめ対応策はズバリ、「感情を言語化する」です。

心理学には「レジリエンス」という考え方があります。

レジリエンスとは、「回復力」や「復元力」と訳され、心理学では「精神的回復力」と表現される言葉です。

ビジネスでは「困難やストレスにうまく対処し、回復する力」という意味で使われています。

レジリエンス力がある、つまり困難な状況でも感情をコントロールし回復している人は、実は「感情の粒度が高い」と言われています。

「感情の粒度が高い」ということは、簡単にいうと今の状況で自分が何を感じているのかを細かく言語化できる、ということです。

この細かい言語化に必要なのが「言葉の引き出しを多く持つこと」です。

「言葉の引き出し」を意図的に多くしよう

「むかつく!」だけではなく、「今自分が感じているのは上司がこんな人だったんだという『期待とのギャップからくる悲しみ』とそれに対して自分が言い返せないことや成果が出ていない『事実への悔しさ』だな」と詳しく言いかえるイメージです。

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