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ホンダ新「CR-V」日本導入、燃料電池車だけの訳 水素+プラグイン充電機能を持った新型SUV登場

東洋経済オンライン / 2024年2月28日 11時30分

エクステリアデザインについても、北米で販売されている6代目CR-Vの部品を極力流用する。パッと見ただけでは、北米仕様のガソリン車およびハイブリッド車と見わけがつかないほどだ。ただし、FCスタックを搭載する関係で、フロントオーバーハングが110mm延長されている。そのためフード/フロントフェンダー/フロントバンパー/グリル/リアバンパーロアなどは専用設計になる。

そのほか、リアコンビネーションランプやライセンスガーニッシュ、細かい部分ではフェンダーガーニッシュやサイドシルガーニッシュのデザインも変更される。例えば、LEDヘッドライトまわりにはメッキパーツを採用し、リアコンビネーションランプもアウターレンズをクリア化することでFCEVらしいクリーンな印象を創出しているということだ。サイドシルも北米仕様ではブラックアウトされているが、CR-V e:FCEVではボディと同色にすることで一体感を高めている。

ちなみにボディカラーに関しては、クリーンな印象の「プラチナホワイト・パール」と、力強さが際立つ「メテオロイドグレー・メタリック」の2色展開となる予定だ。

一般的なSUVは、凹凸のある悪路走行時に路面との接触を防ぐために、フロントオーバーハングが短めに設定され、フロントのアプローチアングルと呼ばれる対地障害角が大きくなっていることが多い。しかし、CR-V e:FCEVの実車を見た印象は、フロントノーズの長さが強調され、セダンやクーペのようにスタイリッシュかつスポーティな印象を受けた。さらにフロントグリルも北米仕様のハニカム構造から横に流れるようなフィン形状に変更されて都会的なスタイルが強調される。

ちなみにボディサイズは、ベースとなっている北米仕様が全長約4694mm×全幅約1864mm×全高約1692mm、ホイールベース約2700mm(すべてインチから換算)。一方のCR-V e:FCEVは、全長4805mm×全幅1865mm×全高1690mm、ホイールベース2700mmとなり、全長以外はほぼ同サイズになる。

車格的には、トヨタの「RAV4」が全長4600~4610mm×全幅1855~1865mm×全高1685~1690mm、「ハリアー」が全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mmなので、比較的近い寸法となる。また、RAV4やハリアーにも2.5Lプラグインハイブリッド車の設定があるので、直接的なライバルになりそうだ。

インテリアデザイン

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