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年に4000万円稼ぐ男性に近づく婚活女性の「熱量」 「好条件なのに結婚できない」男女は少なくない

東洋経済オンライン / 2024年2月29日 13時0分

「年齢が一回り上だけれど、お医者さんなら定年もないですし、お体が元気なら70代になっても働けるので、お会いしてみようかと思います」

そう言ってお見合いに行き、そこから仮交際に入った。ところが、交際に入って3週間が過ぎた頃、さえから「相談したいことがあります」と連絡が入った。

「お見合いのときから、『仕事が忙しい』というのは聞かされていたし、『結婚したら家庭を優先してくれる女性を探している』ともいわれていたんです。私自身、キャリア志向ではないし、結婚したら会社を辞めて専業主婦になってもいいかなと思っていました」

ところが、交際を続けていくうちに、デートの日程がたかひさの予定優先で突然決まることに、戸惑いを覚えたという。

「『明日、新宿で6時からどうですか?』って前日に電話がかかってくる。私も仕事をしている身だし、急には合わせられない。あと、食事をするお店を決めるにしても、『何が食べたいですか?』と、こちらの希望を聞くのではなくて、自分で食べたいもの、行きたいお店を決めていて、それを伝えてくる。これってどうなんでしょうか?」

そのことを母親に相談したという。すると母親が言った。

「お金がたくさんある男性、特にお医者様なんで、そんなもんなんじゃない? 自分が稼いだお金で、家族はほかの家庭よりも裕福な生活ができている。だから、自分の言うことを聞くのが当たり前。ただ、そんななかでうまく立ち回っていけば、一生お金には苦労しないで生活していけるのだから、ものは考えようよ」

そんな助言もあって付き合いを続けていたのだが、なんでも自分で決めてしまうたかひさに、だんだんと違和感を覚えるようになっていった。

さえは、筆者に言った。

「最初はお金に目がくらんだんですけど、相手の言いなりになって生活をしていくって、籠の中の鳥ですよね。実はつまらない人生なんじゃないかと思うようになりました」

こうして、たかひさには交際終了を出した。

結婚できない理由がある

交際になっても結婚できない人たちには、それぞれに結婚できない理由がある。

まずは容姿端麗でキャリア志向のりょうこのようなタイプは、若い頃にまわりからチヤホヤされ、男性にもモテていた過去がある。そのなかで、自分のお眼鏡にかなう男性が現れることなく、仕事でキャリアを積み、美容や趣味にお金をかけて自分磨きをしながら、歳を重ねていった。

彼女たちの誤算は、年齢を重ねてしまったために思い描いていた結婚がより一層手に入りづらくなったこと。ただその状況を認められないプライドがある。

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