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NHK辞めた「30歳女性」収入激減も"手にしたもの" 「カンボジアの病院で契約社員に」転職の訳は?

東洋経済オンライン / 2024年3月7日 12時0分

こうしてNHKを退職した藤田さんは、あの中学生時代の想いに回帰した。

「英語を活かせる国際的なところで働きたい」と様々なNGO団体を探し、「ジャパンハート」の求人を見つけ、すぐに応募。

そして今、カンボジアで「ジャパンハート」の活動をWEBでの記事やSNS、動画などで伝える広報として活動している。

「得た充実感」は何物にも代えがたい

「ジャパンハート」はすべてが民間の寄付金などで賄われている組織なので、給与はNHK当時の半分以下。しかも正社員ではなく、1年間の契約社員だ。

だが、カンボジアで流れる時間は、藤田さんに今までにない感覚と感情をもたらしていた。

「今はまだ来て1年も経ってないので良いことばかりが先行しているだけかもしれませんが、本当に楽しいですね。毎日が充実しています。東京では感じていなかったのか、わからなかったのかは定かではないですが……。転職して本当によかったと思います」

カンボジアでの生活はまだ始まったばかり。もちろんこれから苦労することもあるだろう。だが、それ以上に得た「充実感」は何物にも代えがたい。

決してスローライフを求めたわけではない。こういった転職も「人としての生き方」を学ばせてくれるものだ。

*この記事のつづき:NHK元記者が見た「カンボジア医療」超過酷な現実

松原 大輔:編集者・ライター

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