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延長措置が終了、ANAとJALマイルの決定的な違い 3月中に確認しておくべき「自動延長」の有無

東洋経済オンライン / 2024年3月16日 11時40分

ANAのマイルを「コスパよく」消化していく方法を紹介する(筆者撮影)

コロナ禍でとられていた延長措置が終わり、ANAマイルが3月末に有効期限を迎える。大手航空会社のANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)の飛行機に搭乗したり、対象サービスなどを利用すると貯まるポイント「マイル」。通常、これらのマイルの有効期限は利用月から36カ月間だが、ANAマイルの場合は、コロナ禍で2024年3月末まで有効期限が延長されていた。

【図表で見る】ANAの特典航空券は1区間(片道)5000マイルから利用できる。必要なマイルはシーズンによって異なる

一方、JALは2023年3月末までの延長で、その後の自動延長はない。2023年2月末までに有効期限を迎えたマイルは、JALの航空券や旅行商品の支払いに使える電子マネー「e JALポイント」に交換という対応になっている。

以下、自動延長があるANAのマイルを「コスパよく」消化していく方法を紹介する。

マイルを一番有効活用できるのは特典航空券

よくANA便に搭乗している人やANAのクレジットカードを使っている人なら、3月末以降、毎月末に有効期限を迎えるマイルが出てくるだろう。

筆者がまさにその状態で、ひとまず有効期限が2024年6月末までのマイルについては、帰省するタイミングで特典航空券に交換して消費した。しかし7月末からも次々と有効期限がやってくるので、どのようにして有効に使うかで頭を悩ませている。

マイルの使い方で一番コスパが良いのは、もちろん特典航空券に交換することだ。ANAマイルは通常1マイル=1円分として利用することができるが、特典航空券に交換すると、その2~3倍くらいの価値になる。1万マイルで3万円の航空券が買えるイメージだ。

ANAの特典航空券は1区間(片道)5000マイルから利用できる。必要なマイルはシーズンによって異なり、移動する距離が長くなるほど、より多くのマイルが必要になる。

筆者は羽田~伊丹間1区間280マイルのフライトに利用したのだが、搭乗した時期がローシーズン(旅行者の閑散期)だったので、お得な片道5000マイルで利用することができた。なお、ANAマイルで特典航空券を予約する場合、別途、国内線旅客施設使用料(PFC)が必要になる。その料金は空港によって異なり、大人の場合、羽田空港が370円、伊丹空港が340円となる。

本来、利用したいと考えていたフライトの料金は1万7410円だったので、PFCの710円(羽田370円+伊丹340円)をのぞいて計算すると、(1万7410円-710円)÷5000マイル=3.34円で、1マイルの価値が3.34円になった。

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