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1浪早稲田大「学歴厨を生業にした」彼の驚く半生 Xでじゅそうけんを運営、受験情報を発信する

東洋経済オンライン / 2024年3月17日 11時20分

それを自信にして独立し、教育事業を始めた伊藤さんは、経営のかたわら2年間コツコツ受験情報の投稿を続け、フォロワー数は約9万人に到達しました。

「学歴研究家」の第一人者として、3月4日には『中学受験 子どもの人生を本気で考えた受験校選び戦略』も上梓しました。

こうした波乱万丈の人生をなんとか乗り切れているのも「浪人のおかげ」だと彼は言います。彼は浪人と仮面浪人の2年間を振り返って「レールから外れるのが怖くなくなった」そうです。

現役で受かっていたら、学歴厨にはならなかった

「僕は浪人を経験して、精神的に大きく変わりました。自分は1回会社からドロップアウトして、教育事業を始めるまでにバーの店員をやったり、いろんな人に会ったりしていました。このとき、ちょっとくらい遠回りしてもなんとかなると思えたのは、絶対に浪人のおかげだと思います。浪人を経験しなかったらきっと、レールから外れるのが怖くなっていましたね。

思い返せば、大学生活の最後に一種の気の迷いで始めたTwitterが今、生業になっているので、人生どうなるかわからないと思いました。現役で受かっていたら、きっと僕は学歴にこだわる『学歴厨』になっていませんし、面白そうだと思ったことをすぐやってみようとは思わなかったと思います。いま仕事ができているのは、浪人期間の受験勉強と知識の蓄積のおかげです」

「社会に出たら学歴は関係ない」という言葉はよく聞かれますが、それを極めると本を出せて、ご飯も食べられるようになる。

今後も彼は、自身の苦労から生み出された深い洞察力で、解像度の高い学歴・学校分析を多くの人たちに届けてくれるのだろうと思いました。

伊藤さんの浪人生活の教訓:一見無益に思えることも、突き詰めたら仕事になる

濱井 正吾:教育系ライター

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