1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

実は日本独自、KFC「カーネルクリスピー」の秘話 「天ぷら」由来!ケンタの人気商品に潜む情熱とは?

東洋経済オンライン / 2024年4月1日 13時0分

一口サイズでおやつなどにもピッタリなカーネルクリスピー(筆者撮影)

「このメニュー、そこまで有名ではないけど自分は好きだなあ」「定番や看板ではないかもしれないけど、好きな人は結構多いと思うんだよな……」――外食チェーンに足を運ぶと、そう思ってしまうメニューが少なからずあります。店側はどんな思いで開発し、提供しているのでしょうか。

人気外食チェーン店のすごさを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回はケンタッキーフライドチキンの「カーネルクリスピー」を取り上げます。

飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らされたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。

【写真】ケンタのカーネルクリスピー

「オリジナルチキン」以外のいぶし銀メニューが豊富

今回のテーマは、ケンタッキーフライドチキン(以下、ケンタッキー)の「カーネルクリスピー」です。

ケンタッキーの代名詞といえば、さまざまな部位を楽しめる「オリジナルチキン」でしょう。創業者であるカーネル・サンダースが1940年に完成させた、11種類のハーブ&スパイスを使って若鶏を揚げる調理法は、今もなお受け継がれています。

日本ケンタッキー・フライド・チキンの関口弦司さん(品質保証部研究開発課 課長)は、やはり『ケンタッキーといえば、オリジナルチキン』というお客さまが多いですね」と話します。とはいえ、オリジナルチキン以外にも強力なメニューがいくつもそろっているのがケンタッキーの強みといえるでしょう。

例えば、日本のケンタッキーで生まれて世界中で人気を博している「チキンフィレバーガー」、オリジナルチキンと同様の調理法を用いている「骨なしケンタッキー」、さらに「コールスロー」や「ビスケット」と、いぶし銀なメニューには事欠きません。

もちろん、忘れてはいけないのが今回のメインテーマであるカーネルクリスピーです。オリジナルチキンも大好きですが、生来のズボラな性格から、骨がなく気軽に食べられるカーネルクリスピーがさらに好物である筆者が、あらためて食べてみました。

カリッとした衣、しっかりとした味

今回筆者が訪問したのは、幹線道路沿いの店舗です。

あいにくの雨、お昼前ということもあって、注文待ちはほとんどありません。セルフオーダーの機械を使って、注文していきます。1つ商品を注文するとおすすめの商品が表示されるので、ついつい悩んでしまい思いのほか、時間がかかってしまいました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください